東京都内では、エレベーターやエスカレーターといったバリアフリー設備がほとんどの駅にありますが、都心にもまだ整備されていない駅があります。その駅の1つがJR御茶ノ水駅です。大学病院に通う人も多く使う御茶ノ水駅にようやく1つ目のエスカレーターが整備されました。
1904年に誕生したJR御茶ノ水駅は中央線と総武線各駅停車が走り、1日の乗降客数は20万人を超えます。通勤通学の利用客が少ない午後の時間帯でも多くの人であふれています。しかし、これまで駅にはエレベーターもエスカレーターも設置されていませんでした。駅前には東京医科歯科大学や順天堂医院など大規模な医療機関もあり、駅のバリアフリー整備が課題となっていました。
御茶ノ水駅は神田川とビル群、そして両脇の橋に囲まれた特殊な地形のため、工事が難しいとされてきました。JR東日本は2013年から工事用の桟橋を設けて改良工事に着手し、その第1段階として、1月19日に下り線ホームのエスカレーターの使用が始まります。駅の利用客からは「足が悪いから便利になってうれしい」「階段だけなのはすごく大変だったので、ありがたい。非常に使い勝手が良くなる」「本当にいいと思う。この駅に関してバリアフリーは一番必要だと感じていたこと。特に高齢者にとってはすごく不便だった。ようやくできたんですね」などといった歓迎の声が聞かれました。
そして、29日には上り線のエスカレーターと上下線のエレベーターが使えるようになります。これにより、各ホームから西側の御茶ノ水橋口改札までのバリアフリールートが完成します。
さらに東側の聖橋口では千代田区と連携して、2023年度に駅前広場が整備される予定になっています。聖橋口側の事業費は60億円で、3分の2に当たる40億円を千代田区が負担し、ホームからのバリアフリールートと駅前広場を整備して、利便性向上を目指します。
ようやくバリアフリー化 JR御茶ノ水駅に初のエスカレーター
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