世界で人気を誇る作家、村上春樹さんの書籍や直筆の原稿などが公開される施設が、10月1日に早稲田大学(東京・新宿区)にオープンします。研究や交流、発信機能も備えた新たな拠点として注目されています。
早稲田大学国際文学館、通称「村上春樹ライブラリー」は国際文学や翻訳文学、そして村上文学の研究に取り組めるようにと造られました。ライブラリーには、村上さんの作品が全て所蔵されているだけでなく、小説作品の直筆原稿やこれまでのインタビュー記事、さらには村上さんの実際のレコードコレクションも展示されています。また、これまでに50カ国以上で翻訳されてきた村上さんの書籍も手に取ることができ、同じ作品をさまざまな言語で楽しむことができます。村上さんが学生時代にジャズ喫茶を経営していたことから、ライブラリーにはカフェも造られました。このカフェは早稲田大学の学生3人が経営を担っていて、村上さんも“おいしい”と評したオリジナルブレンドのコーヒーを楽しみながら本を読むことができます。
すでにある大学の建物を改築する形で造られた「村上春樹ライブラリー」の設計は、国立競技場の設計にも関わった建築家の隈研吾さんが担いました。隈さんは村上さんについて「最も愛読している作家で、最も敬愛する作家。いろいろ影響も受けている作家なので、設計を頼まれた時は正直非常に大変なことになったなと思った」と話します。10月1日のオープンを前に、村上さんは「ここが新しい文化の発信基地になって欲しい」と話し、また一般にも開かれることから「大学を軸に外と混じり合える場所になってほしい」と期待を寄せました。
ハルキスト大注目の「村上春樹ライブラリー」は当面の間は人数を制限して開館となり、専用サイトから予約ができるということです。
「村上春樹ライブラリー」が早稲田大学にオープン 直筆原稿の展示やカフェも
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