かつて、携帯電話がなかった頃、駅の待ち合わせなどに使われていた「伝言板」が、若手の駅員たちの発案で先月、横浜市の駅に復活しました。そこには、利用客を勇気づけるメッセージがつづられています。
チョークで黒板に書き込む人たち。JR東神奈川駅の改札口付近に復活したのは「伝言板」です。
「あともう少し!!!頑張ろう!!!」
新型コロナウイルスの影響で空いてしまった広告掲示用のスペースに、先月から設置されています。
携帯電話などが無い時代、待ち合わせの連絡手段として使われていた伝言板。時代とともに駅から撤去され、東神奈川駅では20年ほど前から姿を消したといいます。
今回、復活したきっかけ。それは伝言板を知らない世代、若手駅員たちからの提案でした。
「お客様にできることをしたい」(伝言板を提案した1人 本間美咲さん)
閉塞した雰囲気を和らげるため、思いを共有する場を作ることはできないか。考える中で見つけたのが、かつて駅にあった伝言板でした。
「思いを書く、伝えたいことを書く意味では、企画とマッチしてるんじゃないかと」(伝言板を提案した1人 成田昌睦さん)
実物はすでに無かったため当時を知る上司からアドバイスをもらい、自分たちで作り始めました。
「(お客様の書いた)時間が分からないと消せないから、時間の欄も作ってねと。私がこの中で一番うれしい。感動して昔を思い出した」(作成にアドバイスをした丸山利幸さん)
駅員全員の想いが重なり、「伝言板」が復活したのです。この日も思いをつづる人の姿がありました。
「懐かしいです。(実家は)福島です。(母親の年齢は)82です。ゴールデンウイークに(実家に)帰れなかったので。田舎で田んぼ仕事とかしたかったが、手伝いも全然できなかったので」(会社員)
「4月に息子が生まれたんですが、まだ実家の奈良にも帰れてないので。無事生まれたので、うちの両親も初孫なので本当早く会わせたい」(会社員)
「素敵な伝言板ですよね。昔のまんまだなと思ってます。(お客様にも)一生懸命書いていただいて気持ち伝わってきますし、『駅員さんありがとう』とか見つけるとすごくうれしい」(作成にアドバイスした丸山利幸さん)
人々の心を癒やすため、再び現れた伝言板。24日も多くの思いがつづられています。
横浜市の駅に復活した「伝言板」、思いをつづる
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