「コロナ 」と「インフルエンザ 」のW流行期 。自治体は大きな波が来る事態に備え、検査体制の強化を進めています。大阪ならではの、いきなり重症防止は「早めの受診と #検査 」。しかし実際は・・・。
きょう、厚生労働省で開かれた部会。今後懸念される、ある事態について対策が検討されました。
厚生労働省 正林 督章 健康局長
「コロナとインフルエンザは非常に症状が似通っていますので、この冬にもし同時に流行したらどうするかというのは大きな関心事であります」
秋から冬にかけて、新型コロナとインフルエンザが同時に流行する恐れがあるのです。
やっかいなのは2つの感染症は症状だけで見分けるのが難しい点にあります。それぞれの患者が同時に医療機関に殺到した場合、現場の混乱が予想されます。部会ではインフルエンザワクチンの接種を、高齢者や持病がある人から優先的に行う案が了承されました。
東京・杉並区では流行の大きな波が来る事態に備え、検査態勢の強化を進めています。
杉並保健所 特命事項担当 土田 麻紀子 副参事
「これから先、状況がどう変化していくのか、誰にも予想つかないところ。色々な場所で検査が出来るような態勢を区としては強化していきたいと考えています」
「色々な場所で検査できる態勢」。それを実現する設備が静岡・浜松市でつくられていました。
小崎亮輔記者
「こちら一見すると普通のマイクロバスなんですが、車内を見ると座席は一切なく、中で工事作業が行われています」
杉並区が秋をメドに導入を進めているのが「PCR検査バス」です。
ビッグウェーブホールディングス 市毛 秀隆 取締役部長
「こちらがドクターの入り口になっていて、ここを境にこちらをグリーンゾーン・ドクターゾーンとしまして、後ろ側から患者が乗ってくる」
PCR検査バスはアクリル板で「医療者側」と「患者側」に完全に分かれています。医療者はアーム部分に手を入れ、患者に触れることなく検体を採取できます。
患者側には「陰圧装置」があり外にウイルスが漏れないようになっています。検査バスのメリットは・・・
杉並保健所 特命事項担当 土田 麻紀子 副参事
「広い敷地を確保するのが難しい。一定の場所にテントを張ったりという事は、近隣の方への不安ですとか、負担にもなりかねませんので、移動型が良いのではないかと」
価格は1800万円ほど。杉並区は1日あたり40件程度の検査を想定し、10月からの運用を目指しています。
68人と全国で最も「重症者」が多い大阪府。大阪府医師会の会長は重症者が多い理由として高齢者施設などでの“クラスター”を挙げます。さらに大阪ならではの“傾向”も・・・
大阪府医師会 茂松 茂人 会長
「今大阪では“いきなり重症”と言われている」
“いきなり重症”とは検査をした段階ですでに重症化しているケースのことです。茂松会長は重症化を防ぐために早めの受診と検査が必要だと指摘します。
大阪府医師会 茂松 茂人 会長
「何か症状が出たらすぐに医療機関に受診していただく。必ず自分の状態を伝えてきていただくということですぐに検査に回すことが重要だと思う」
しかし、検査がすぐに受けられないことも・・・
大阪市在住の50代女性
「Q実際に症状が出てから検査が受けられるまではどれくらい時間がかかったんですか?」
「1週間後に検査が出来たということになる」
女性は今月5日に発熱。心臓に持病があったため、かかりつけの医師に相談したところPCR検査を勧められました。その日に保健所に200回以上電話をかけようやく繋がったといいます。
その3日後、保健所から検査日を伝える連絡がありました。この時、すでに熱は下がり始めていたといいます。
大阪市在住の50代女性
「急変という言葉があるのでそれが一番気になっていた。出来るだけ早く検査を受けられるなら受けたいという気持ちはありました。」
結局、検査を受けられたのは発熱から1週間後の12日。検査結果は15日に知らされ、「陰性」でした。大阪府は今後、検査体制の強化を目指す一方、優先的に高齢者施設の入所者や職員などの検査を始めています。
05:45 スタジオ解説
#新型コロナウイルス #インフルエンザ #W流行
(news23 8月26日放送)
コロナとインフルと検査【news23】
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