物価高が続いていますが、大手スーパーでは「値下げ」の動きも出ています。それを可能にしているのが「プライベートブランド」。安くするための工夫を取材しました。
■“PB”値下げ&キープのワケ
井上貴博キャスター:
物価高が続いているなか、各企業があえて“値下げ”をする動きが広がっているようです。
【イオン「トップバリュ」75品目を値下げ】
・あらびきポークウインナー(278円 / 税別)→20円値下げ
・トルコ産さらっとクセがないオリーブオイル(778円 / 税別)→202円値下げなど
各企業は涙ぐましい努力をしています。例えばペットボトルの場合、ペットボトルの形を『円柱から四角柱』にすることで価格がキープできるというのです。
四角柱にすると、箱詰めしたときの隙間を減らすことができ、1ケース(24本入り)のダンボール箱も小型化できるように。結果、10トントラック1台あたり4608本も多く輸送できるようになりました。
イオントップバリュの高橋幹夫 取締役は「お茶関係で毎月何十~何百台もトラックを走らせている。形を変えることで価格を維持できる」といいます。
■個包装から“チャック付の大袋”にすることでコスト削減
井上キャスター:
さらにイオントップバリュでは、粉末のコーンポタージュを1杯ごとの個包装から、“チャック付の大袋”にすることでコストを削減。1杯あたり約10円お得になっています。
他の商品も▼地域ごとに売れ筋を分析し、工場別に計画的に生産することで効率UP ▼品質や価格に応じてレシピや原料をリニューアル ▼海外など現地で直接交渉し直輸入で中間コストを抑えるといったことをしているということです。
世代・トレンド評論家 牛窪恵さん:
メーカーと小売りが一緒に商品開発をすることで様々な発見があるという声があります。ただ本当にギリギリのところまで努力をしているので、この後どうするんだろうと思いますね。
またメーカーとしてはメリットもあって『価格が高止まり』になるんですね。例えば100円のPB(プライベートブランド)がそれより値下がりすることはまずないという点です。PB商品はそういったありがたい側面もあるんです。
昔はどちらかというと、「安かろう悪かろう」みたいなPB商品もありましたが、今は品質の良いものが増えましたね。
■お客さんの要望で誕生した商品も
井上キャスター:
オーケーストアではお客さんの要望で誕生した商品があります。
「オーケー 水戸納豆 たれ・からしなし(89円 / 4パック)」は、同商品のたれ・からしの分を引いた価格で提供しています。
また、マダガスカル産バニラビーンズなど素材と品質を重視した「オーケー オリジナルアイス(220円 / 120ml)」はパッケージに『バニラ』と記載されているだけでコストをかけない分、安く販売しています。
ただ、シンプルすぎるデザインで発売当初は意図が伝わらず、なかなか手にとってもらえなかったそうです。しかしその後、口コミで一気に広がり、現在は“美味しいアイス”だと評判が広がり、売り上げもUPしたということです。
世代・トレンド評論家 牛窪恵さん:
消費者もキラキラした華美な包装は「お金がかかっているのかな」と罪悪感を持ったりするので、シンプルな方が食べたあとにゴミになっても気にならないと思うのではないでしょうか。
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<プロフィール>
牛窪 恵さん
トレンド評論家 立教大学大学院客員教授
「草食系男子」「おひとりさま」などの言葉を広める
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プライベートブランド値下げ&価格キープ なぜ可能? ペットボトル「円柱から四角柱」で輸送量は増える?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
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