ミャンマー国境にある特殊詐欺拠点の内部映像が公開されました。建物内の壁には「ノルマが尊厳」などとするスローガンが掲げられ、未だ多くの人がのこる敷地内には女性の姿も…。その一方で、犯罪集団が最近になって新たに拠点を移動させているとみられることが分かりました。監禁していた日本人を含む外国人も移動させていると考えられています。
■「ノルマであなたの存在価値を証明して」詐欺拠点の内部映像
ミャンマーの国境付近にある特殊詐欺の大規模拠点「KKパーク」。
倉上僚太郎カメラマン
「摘発された荷物でしょうか。大量の袋が玄関に置かれています」
男性らが黒い袋に入った荷物のようなものを、軽トラックで運び出す様子が見られました。
さらに少年らが、タイとの国境の川で遊ぶ場面も...。
倉上僚太郎カメラマン
「国境ですが、彼らにとってはただの遊び場なんですね。詐欺拠点の目の前でおこなわれている、のどかな日常です」
これまでに、ミャンマー東部の国境周辺を支配する少数民族の武装勢力「国境警備隊」が、KKパークを摘発。
監禁されていたとみられる多くの外国人が、未だ敷地内にとどまっていることがわかります。
中国語で壁に書かれていたのは「ノルマは尊厳」「ノルマであなたの存在価値を証明して」。
詐欺拠点では「ノルマが達成できないと暴力を受けていた」という複数の証言があります。
26日公開された映像では、解放された外国人らが、カードゲームを行う様子や女性の姿もありました。
「KKパーク」を含む複数の詐欺拠点からは、これまでに外国人7000人以上が解放されています。
ただ、20人以上いるとみられている日本人については...
国境警備隊幹部
「日本人は、ここ(KKパーク)にはもういませんでした」
未だ監禁されている人たちは、一体どこに...
■犯罪集団“新拠点”に移動か 国境で日本人を“一時保護”
枡崎仁 記者
「犯罪組織の中国人幹部らが、拠点を移動させている可能性があることが分かりました」
その新たな拠点のひとつが、KKパークの南側で建設工事が進んでいる場所です。
タイ軍関係者によると、武装勢力の捜索を逃れた中国系のグループが移ってきたということです。
犯罪集団は、移転先でも詐欺を続けていて、監禁していた日本人を含む外国人も移動させていると考えられています。
タイ側の警備が強化されていない、さらに南の国境沿いにも拠点が築かれているとみられ、2月、現地の少数民族武装勢力が中国人らを拘束しています。
ミャンマーと国境を接するタイの街・メーソートでは、タイ軍の兵士らが連日、外国人観光客をチェックしていますが、26日、日本人と名乗る男性が“一時保護”されていたことがわかりました。
関係者によりますと、タイ軍は、男性が人身売買の被害者か、あるいは詐欺集団に関与している可能性が考えられるとして、国境の街から離れるよう指示したということです。
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「ノルマが尊厳」ミャンマー国境の特殊詐欺拠点の内部を公開 犯罪集団は“新拠点”に移動か【news23】|TBS NEWS DIG
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