沖縄県の航空自衛隊那覇基地で、ミサイル攻撃を受けた事態を想定して、隊員を緊急避難させる「退避壕」の建設が始まっていたことがJNNの取材でわかりました。
■那覇基地で「退避壕」建設 台湾有事を想定
沖縄の玄関口として観光客など年間1900万人あまりが利用する那覇空港。実はもう一つの顔が…。
隣接するのは航空自衛隊・那覇基地。那覇空港は自衛隊の基地などに囲まれています。
ここでは民間機と自衛隊機が同じ滑走路を使用しています。
那覇基地に所属している戦闘機は、領空を侵す恐れのある航空機に「スクランブル発進」をして対応しています。
2023年度のスクランブル発進は401回にも上り、南西諸島の防衛にとって重要な拠点とされています。
この那覇基地で、新たな構造物が建てられていたことがわかりました。
10月、JNNのカメラが捉えたコンクリート製の箱形の建物。
これはミサイルが滑走路などに着弾した際に飛び散る破片などから隊員を一時的に守る「退避壕」と呼ばれるものです。
防衛省関係者への取材で、この退避壕がすでに那覇基地の2か所に建設されていたことがわかりました。
逃げ込んだ隊員が、身をかがめたり座ったりして、耐えしのぐことが想定されていて、戦闘を継続する能力=「継戦能力」を維持することが目的です。
防衛省は今後、作業を本格化させ、この他、約10か所に退避壕を建設する方針です。
今なぜ、こうした退避壕が必要なのでしょうか。
2022年、ロシアによる侵攻が始まった直後には、巡航ミサイルが、軍と民間が共用していた飛行場に着弾する様子が撮影されました。
退避壕の建設は台湾有事による「不測の事態」を想定したものですが、ロシアによるウクライナの飛行場への攻撃も背景にあるということです。
航空自衛隊のトップは…
内倉浩昭 航空幕僚長
「那覇基地以外の空自の各基地でも(退避壕の)整備を計画している。個々の基地については現時点では答えを差し控える」
「退避壕」の設置について那覇市民は…
那覇市民
「万が一に備えてつくっていたというのであれば仕方がないと思う。それを想定してつくったのであれば怖いこと」
「何かわからないうちにつくられているといのは、問題になってくると思う」
防衛省は21日、「退避壕」の建設について、全国の基地などを対象に今年度の予算として約11億円を計上していることを明らかにしました。
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那覇空港に隣接 航空自衛隊の那覇基地に「退避壕」建設 台湾有事を想定 全国の基地などに今年度予算として約11億円計上【news23】|TBS NEWS DIG
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