8月9日、78回目の「原爆の日」を迎えた長崎。台風の影響で規模を縮小して行われた平和祈念式典で、長崎市の鈴木市長は「核抑止論」を前提にしたG7広島サミットの首脳声明を批判し、各国リーダーに核兵器廃絶の実行を求めました。
■被爆者「戦争、原爆なんか絶対したらいけん」
原爆投下の中心地に近い長崎市の平和公園では、多くの人が祈りを捧げました。
被爆した女性
「体の中にずっと78年も刻印されてるもんね。やっぱり苦しんでいるんです、被爆者は。だから絶対、戦争、原爆なんか絶対したらいけん」
被爆した女性
「原発の日が来れば余計悲しくなりますもんね。やっぱり幸せに、ゆっくり静かな日本でね(あってほしい)」
平和祈念式典は台風の影響で大幅に縮小し、60年ぶりに屋内での開催となりました。
78年前の8月9日、午前11時2分に原爆は落とされました。原爆死没者の名簿にはこの1年で3314人が加わり、19万5607人となりました。
■“被爆者のいなくなる時代”が現実味…平均年齢は85歳超え
式典で長崎市の鈴木市長は、日本が主導したG7の核軍縮の声明である「広島ビジョン」を批判しました。
長崎市 鈴木史朗市長
「この『広島ビジョン』は、核兵器を持つことで自国の安全を守るという『核抑止』を前提としています。『核抑止』に依存していては、核兵器のない世界を実現することはできません。
私たちの安全を本当に守るためには、地球上から核兵器をなくすしかないのです」
鈴木市長は、核兵器を持ったり、その傘の下に入ることで自国を守ろうとするG7などのリーダーに、核兵器廃絶を強く求めました。
現在11万人あまりの被爆者の平均年齢は、85歳を超えました。“被爆者のいなくなる時代”が現実味を帯びてきています。
大学生
「戦争を経験した人の生の声を聞いて伝えていけるのが、僕らの世代が最後かなと思っているので、その責任は果たさないといけない」
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長崎78回目「原爆の日」 台風で規模縮小の異例の式典 長崎市長がG7声明を「核抑止論前提」と批判 核兵器廃絶の実行を求める【news23】|TBS NEWS DIG
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