政府は「マイナンバー総点検」の中間報告を公表し、マイナ保険証が別人の情報と紐付けられるミスが新たに1069件あったと発表しました。
■エクセルデータのコピペ失敗など、自治体での人為的ミス発覚
小川彩佳キャスター:
これまで確認されている、マイナ保険証の紐付けの誤りは7372件でした。
こうしたなか、政府は8日にマイナンバー総点検の中間報告を公表し、新たな紐付けの誤りが1069件あったことがわかりました。
山本恵里伽キャスター:
その中間報告について具体的にみていきます。
まず、マイナンバーカードと今の保険証を一体化させたマイナ保険証に関してです。先ほどもあったように、他人の情報が登録されたケースは新たに1069件確認されました。うち5件は薬の情報などが閲覧されたということです。
そして公務員などの共済年金については、マイナンバーの紐付けの誤りが118件判明しました。
さらに障がい者手帳に関して、調査した自治体のうち約2割が、紐付け作業が不適切だったことがわかりました。それ以外の自治体でも、人為的なミスが発覚しているということです。
そのミスの一つについて、河野大臣は「エクセルのデータをコピーする時にコピペ先で一行ずれてしまった」と話しています。
こうしたことから、紐付けの正確性が強く懸念されるとして、全ての自治体で障がい者手帳の総点検を行うと発表しました。
■専門家「個人情報を守りながらデジタル化を進めていくべき」
小川キャスター:
自治体の作業のミスがあったということですが、国が作業を急がせたことからくるミスはなかったのか?こうした側面からもみていく必要がありますよね。
山本キャスター:
そうですよね。今回はトラブルの再発防止策も発表されました。
まず一つは、ミスを防ぎミスを見つけるため、全自治体などで使える横断的なガイドラインの策定。
次に、照会方法に関してです。「氏名」「生年月日」「住所」「性別」の原則4情報で照会するように、システムを改修するなどとなっています。
この中間報告について、専門家に話を聞きました。
武蔵大学 庄司昌彦教授
「紐付けミスが1000件を超えたことは深刻だ。一方、問題はアナログ作業であり、デジタル化の必要性も改めて示した」
中央大学 宮下紘教授
「情報漏えいしてもいいからデジタル化を進めてくれ、という国民はほとんどいない。慎重に個人情報を守りながらデジタル化を進めていくべき」
小川キャスター:
一方、私たちの取材で政府関係者は「思ったより紐付けミスは少なかった。インパクトとしては、マグニチュード0.00001くらい」と話していました。
まず、マグニチュードにたとえないでいただきたいのですが、この感覚こそがマイナ問題をここまでこじらせた根底にあるのではとも感じてしまいます。政府には引き続き丁寧な説明、そして真摯な姿勢が求められます。
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保険証の紐付けミスが新たに1069件 マイナ総点検・中間報告で判明 トラブル再発防止策も発表【news23】|TBS NEWS DIG
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