岩手県のJR釜石線を走る「SL銀河」が11日にラストランを迎えました。東日本大震災の復興のシンボルとして、地元の人たちからも愛されていました。最後の勇姿にシャッターを切る鉄道ファンの思いとは。
6月10日、岩手県を走るJR釜石線の沿線ではカメラを構える人があちらこちらにいました。
中にはズボンをまくり、川に入って撮影する人も・・・
■SL銀河 ラストラン 震災復興“シンボル”
お目当ては「SL銀河」のラストラン。
SL銀河は、盛岡市の公園に展示されていたSLを再び走れるように整備し、東日本大震災の復興を観光面から支援しようと2014年から定期運行されてきました。
遠野市では、地元の牧場経営者が企画し、馬が並走。
地元にも愛されていた「SL銀河」ですが、客車の老朽化などを理由に引退が決まり、10日と11日が最後の運行だったのです。
■“最後の勇姿”シャッターにかける思い
SL銀河の最後の勇姿、鉄道ファンも気合いが違います。
――すごいところで写真撮ってますね。
東京からきた鉄道ファン
「場所が無いから仕方ないから・・・。川を入れて・・・というか場所が無いので、前の三脚の人が立ったらちょっとキツいかなって感じなんですけど」
こうした鉄道の撮影を楽しむファンのことを「撮り鉄」ともいいますが、最近はその行動が問題になっています。
■「撮り鉄」の書類送検も・・・相次ぐ問題行動
2023年1月、静岡県内でJR東海道線の踏切の非常ボタンを立て続けに押したとして、男子高校生が書類送検されました。「電車を撮りたかった」と話しているそうです。
また6月3日には、栃木県内で寝台列車「カシオペア」を撮影しようと、3人が線路の敷地内に入り込み、列車が緊急停止。栃木県警が捜査を開始しています。
SL銀河のラストランにも多くの鉄道ファンが集まりましたが、撮影をめぐる問題については・・・
鉄道ファン
「自分も(同じカシオペア)を撮っていたので迷惑な話だなと。正直、止まったからすごいヒヤヒヤしました」
鉄道ファン
「マナーを守らない方とひとくくりにされているような気がして。僕なんかは肩身の狭い思いというか・・・。1人1人がマナーを守っていたら何もこういう事にはならないと思うんですけど・・・」
■「涙でシャッターが押せるか・・・」
「SL銀河」ラストランのクライマックスは「銀河鉄道の夜」をテーマとしたライトアップされためがね橋です。神奈川県から来ている鉄道ファンは・・・
川崎から来た鉄道ファン
「14回来ております。涙でシャッターが押せなくならないように、思い出の深い写真を撮りたいと思っています」
そして午後8時すぎ・・・
車内からの映像で、たくさんの光がSL銀河に感謝を伝えています。
鉄道ファン
「お疲れ様でした!」
「ありがとう!」
「またね!」
涙でシャッターが押せるか心配していた男性は・・・
川崎から来た鉄道ファン
「機関士さんからも『ありがとう』の声をもらったんですが・・・僕らも涙が出ました!本当にありがとう!10年間ありがとう!」
SL銀河のラストラン、大きな混乱もなく無事終えることができました。
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「涙でシャッターが…」復興のシンボル「SL銀河」ラストランに鉄道ファンの思いは?【news23】|TBS NEWS DIG
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