東京・杉並区にある小学校の校庭で地面から飛び出していたくぎで児童が大けがをしました。この事態を受け、杉並区は区立の小・中学校を点検し、校庭から7700点以上の“くぎ”が見つかりました。校庭のくぎは、なぜ見逃されてきたのでしょうか。
■校庭から7700点以上の“くぎ” なぜ見逃されていた?
NEWSDIG 久保田智子 編集長:
5月25日、杉並区立浜田山小学校の校庭で、作業員が金属探知機をかざして何かを捜しています。反応があったところを掘ると…細長い釘のようなものが出てきました。一か所だけではなく、次から次へと校庭から出てきます。
くぎの先の方を見ると、少し色がついているのがわかります。おそらくリボンのようなものが付いていて、体育のときに線を引く際の目印に使っていたものなのではないでしょうか?
また、それ以外にもハサミが出てきたり、大体50センチぐらいの太い鉄の棒のようなものが出てきたり、とにかく校庭に様々なものが埋められていて、この日だけで計341点が見つかったということです。
「なんでこんなものが出てきたんだろう」と思う人も多いと思います。そもそも、これまで校庭ではこのような点検はされていなかったそうです。
ただ、ある事故をきっかけに今回の点検へと繋がりました。今回とは別の杉並区の小学校で、児童が校庭で転倒しました。その際に地面から飛び出していた釘で十数針縫う大怪我をしたのです。この事態を受けて杉並区では、区内64の小・中学校の一斉点検を行いました。
すると…5月31日までに釘など合計7779点が見つかったといいます。大変な数ですよね。
■「全国で常態化のおそれ」点検・撤去が進まない理由とは
保護者からは困惑の声が上がっています。
小学3年生の母親
「『それはないだろう?』『凄いな!』と。運動場でたくさん走ったりするので怖い」
3歳児の母親
「たまに裸足で色んな遊びをすると思うので、ケガするのが一番怖い」
山本恵里伽キャスター:
私も運動会のときは走るときと、組み体操のときは基本的に裸足でした。
小川彩佳キャスター:
膝立ちになるなど、地肌が地面に触れる局面はある。
久保田編集長:
なぜ校庭にこのようなものが放置されていたんでしょうか?学校の安全管理に詳しい、名古屋大学大学院の内田良教授に聞くと…
校庭をさまざまな用途で使用
→目印としてのくぎを刺しっぱなしにしたか
重大事案がなかったためリスクが見逃されてきた
体育部活そして運動会などありますよね。それぞれ目印としての釘を刺しっぱなしにしていた可能性があるのでは、ということです。
では、今後の対応はどうなるんでしょうか?
東京だけの問題ではなく“全国で常態化のおそれがある”と言います。なので急ぎ点検・撤去が必要ですが、ただ、教員の長時間労働が問題になっていますよね。学校だけではなく、地域のボランティアさんなどの外部の力を借りる必要があるんではないか、という話になっています。
小川キャスター:
地域で子供たちを守っていくという仕組みを作っていかなきゃいけないなと感じます。被害がこれ以上繰り返さないように、釘打ち以外の方法を考える必要がありますよね。
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#久保田智子
小学校の校庭の“くぎ”で児童が大けが 校庭の“大量のくぎ”はなぜ見逃されていた?【news23】|TBS NEWS DIG
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