世界の今が見える「World特派員リポート」です。歴史的偉業となった「はやぶさ2」のカプセルの帰還ですが、その回収には、日本とオーストラリアの緊密な協力態勢がありました。そして、飯島浩樹記者が、まさにその帰還の瞬間を取材したということですが、どんな様子だったのでしょう?
これは本当に感動しましたね。まさにクリスマスとお正月が一緒に来たような感じで、私、オーストラリア南部のウーメラにいるのですけれども、広大な砂漠。ここにそのカプセルが着陸、そして回収されました。
およそ3億キロ離れた小惑星「リュウグウ」で採取した岩や砂が入ったとみられるカプセルは、およそ22万キロの地球上空で分離され、その後、大気圏にリエントリー、再突入した際の熱で、火球のように輝き、その模様を私たちのカメラがとらえました。
「今、火球が見えました!はやぶさ2から分離されたカプセルが輝いています。明るく輝いています」(記者)
この映像、ウーメラからおよそ370キロ北に離れたクーバーペディという場所で撮影しました。この日の前日、ウーメラ地方は嵐のような強風で、砂漠なのに雨も降っていたのですが、カプセルの大気圏突入直前には風も収まり、空は満点の星空。オーストラリアの国旗にも描かれている南十字星のすぐそばを、白く長い尾を伸ばしたカプセルが流れていき、まさに天も味方したといった感じでした。
「すばらしい。一生忘れられないね。ハヤブサ2!」(現地の見学者)
Q.まさに奇跡的だったんですね。飯島さん、ただ、その広い砂漠の中でカプセルを見つけるという作業は大変だったんですか?
大変だったんですが、結構早く、5時間ほどでカプセルは回収されました。回収にあたっては、想定外の事態に備え、ドローンを飛ばしたり、AIを駆使するなど「4段構え」で準備がされていました。また、今月4日には、ウーメラの立ち入り制限区域の施設が公開されましたが、ミッションオペレーションルームは、今年2月に改修されたばかりの最新設備。オーストラリア空軍もカプセル回収のリハーサルを繰り返すなど、万全の日豪協力体制を敷いていました。
受け入れ側の協力なしでは果たせなかったミッションだったと、こちらのJAXAの担当者の方も話されていました。
「オーストラリア宇宙庁の職員の方が、自分のミッションのようにしてやってくれているので。ほんと助かります」(JAXA宇宙科学研究所 藤本正樹副所長)
「カプセル帰還に際し、日本が私たちを信頼してくれたことを誇りに思います」(ミーガン・クラーク 豪・宇宙庁長官)
すでに「はやぶさ2」は次のミッションに向かっているのですが、「リュウグウ」で地下物質の採取に(世界で初めて)成功したとみられ、初号機のはやぶさに続き、まさに人類史上に残る偉業を達成しそうな感じです。
(あさチャン 12月7日放送)
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はやぶさ2 カプセル回収、日豪協力秘話
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