ウクライナ侵攻で、次の最前線となりうる現場に、特別な許可を得てJNNのカメラが入りました。ウクライナ軍が準備していたのは“塹壕”。戦闘に備える現場を取材しました。ウクライナでは隣国などに避難していた人たちが戻ってきています。その数は120万人超。中にはやむを得ず帰国する人も・・・
■プーチン大統領が示唆“核兵器の使用も辞さず”
ロシアのプーチン大統領が“核兵器”の使用も辞さないことを示唆しました。
ロシア プーチン大統領
「我々にとって受け入れがたい戦略的脅威を作り出すなら、反撃は“電光石火”で行われると認識すべきだ。手段はすべてそろっている。誰もが持っていないものもある」
こう述べて、ウクライナへの軍事支援を行う欧米を強く牽制しました。
■“次の最前線”に塹壕とシェルター
一方、ウクライナでは・・・
増尾聡記者
「ウクライナ軍が今、次の最前線と考える場所で塹壕を掘る作業をしています。クレーン車をつかって土を掘り起こしています」
ウクライナ南東部ザポリージャの郊外。
特別な許可を得たうえでウクライナ軍が戦闘の準備を進める場所にJNNのカメラが入りました。詳細な位置を明かさないことが条件です。
増尾聡記者
「ここが最前線になった場合は、こういった場所に兵士が配置され東側から攻めてくるロシア軍との交戦に臨むと言うことです」
さらに・・・
増尾レポ
「シェルターですね。塹壕の端にはこのようにシェルターが完成しています。木で屋根、そして柱が支えられている状況です。こういった場所に砲撃があった場合に、ここに隠れて攻撃から身を守るということです」
着々と進められる戦闘の準備に市民は・・・
市民
「怖い。だけどどうしたらいいの?平和になることを待つことしかできません」
ロシアの侵攻によって両国の関係は大きく変わりました。
首都キーウでは、ソ連時代にたてられた「ロシアとの友好」を象徴する銅像が撤去されました。
キーウ市長
「今、ロシアの“友情”は街を破壊したり人を殺したりすることになっています」
ロシアとの関係についてキーウ市長に直接聞きました。
キーウ市長
「兄弟であったら殺しあいはしません。街を破壊しません・・・我々は兄弟ではありません」
■“出戻り”避難120万人超 生活再建に必要な支援は
キーウを含め、今、ウクライナでは隣国などに避難していた人たちが戻ってきています。
その数は120万人以上です。しかし・・・
キーウ市長
「私からはまだキーウに戻ってこないようにと言いたい。数日前にも市内の建物が攻撃を受け4人が亡くなっています」
ウクライナ西部、ポーランドとの国境付近の街リビウで国連難民高等弁務官事務所の職員として働く青山愛さんは、今、ウクライナに戻ることは推奨しないとしながらも、長期的に持続可能な支援が必要だと言います。
UNHCR職員 青山愛さん
「なかなか周辺国で生活を建て直すのが難しかったり、仕事へのアクセスがなかったりする中で、戻ってきたいという方がいるのは承知しています」
青山さんは「長期的に持続可能な支援が必要」だといいます。
今、国連として力を入れている支援は・・・
UNHCR職員 青山愛さん
「自分自身で自分のニーズに優先順位をつけて自分のニーズに応えていくという尊厳のあるアプローチとして現金給付の支援というのが注目されている」
財政的支援をすることで、必要な物が必要な時に手に入ります。
原資は寄付などです。
28日、ウクライナに入った国連のグテーレス事務総長は、多くの民間人が殺害されたブチャの町を視察してこう述べました。
グテーレス国連事務総長
「最悪の犯罪は戦争そのものであることを忘れてはならない」
■AIで難民支援 求められる「就労支援」とは?
国山ハセンキャスター:
国連は、ロシアのウクライナ侵攻後に国外に逃れたウクライナの避難民が500万人を超えたと発表しました。避難先での生活が長期化することで問題となるのが、就労をどうするのかという点です。解決策として「マッチング理論」が専門の東京大学経済学部・小島武仁教授さんが注目されているのが、AI=人工知能を活用した難民と受け入れ先のマッチングです。例えば、難民がどういった地域に住んでいるのか、どんな言語ができるのかなどを鑑みてマッチングしていくということだと思いますが、効果というのはいかがですか
東京大学経済学部 小島武仁教授:
この分野のひとつの代表的な研究によると、試算ですが、こういったAIを使って、難民の特性、避難先の特性を加味してマッチングを行うと、例えばアメリカでは40%、スイスでは大体75%就労確率があがるという結果もでていて、実際にアメリカでは、こういったAIによる支援が始まっています。
国山ハセンキャスター:
どのようなメリットがあるのですか
東京大学経済学部 小島武仁教授:
就労というのは、難民にとって非常に大事で、いわば新天地で活動・活躍ができることが非常に大事だと思います。それだけではなくて、避難先や難民支援団体にとっても、こういった…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220429-6015645)
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準備していたのは 塹壕…戦いに備えるウクライナ軍 “次の最前線”を取材|TBS NEWS DIG
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