「まん延防止等重点措置」が解除され、制限されていた反動でお金を使う「リベンジ消費」への期待が高まっています。実際に街で話を聞いてみると「人生で一番高価な買い物をした」という人もいました。
■まもなくパンダ公開再開の上野動物園では
東京・上野動物園。3月23日朝、カメラマンが撮影しようと狙っていたのは、木の上にいるジャイアントパンダのレイレイとシャオシャオ。この日、報道陣に初めて公開された双子のパンダです。まん延防止等重点措置の解除に伴い東京・上野動物園は、約2か月ぶりに営業を再開。待ちわびた約200人が朝から列を作りました。
来園客(女性)
「ずっと心待ちにしていたので、とても楽しみにして来ました」来園客(親子)「人数制限もしているということで、ある程度見たらすぐ帰ろうかなと思っています」
動物園の近くには、パンダ柄のキッチンカーもオープン。
キッチンカー運営会社取締役
「ちょうど、まん延防止等重点措置の解除ですとかそれからやはり上野のパンダの(公開)再開が決まりました。一番いいタイミングじゃないかということで計画をしてまいりました」
その目論見通り、早速お客さんが来店。
購入客(女性)
「からあげとキーマカレーを買いました。(パンダの形の)ピックがかわいいですよね」
■銀座では高額買い物する人続々「人生で一番高価な買い物」も
これまで、まん延防止で制限されてきた反動からか消費が持ち直す動きも。多くの買い物客で賑わう東京・銀座では。
国山キャスター
「こんなもの買ってみようかな、みたいなものあったりします?」
女性「我慢していた分、旅行には行きたいなと思っています。いつも(予算)2、3万ですけど、2泊で5、6万くらいは行きたいですね」
男性「MacBookAirの(約10万円)のシルバーの色を買いました。新生活(就職)の時に使おうかなと思って、思い切って買いました」
国山キャスター
「何を買われたんですか?」
女性
「スカーフとツイリーを買いました。1つ3万円くらいで3本買いました。あと友達のプレゼントで12万円くらい」
取材中に出会った、女性2人組。
会社員(20代女性)
「ビビッときた財布に会っちゃって、大きい買い物になるので衝動買いもできずに、今いったん頭を冷やしに外に出てきたところなんです」
7万5000円の財布の購入を悩んでいました。女性たちとは、一旦別れましたが、約1時間後。
会社員(20代女性)
「買っちゃいました!7万5千円で買う前も緊張しちゃって。この額の自分への買い物は初めてだったんで、今までの人生で一番、自分のお金で買うのは一番大きい買い物でした」
コロナ禍で使えなかったお金を使おうという、いわゆる「リベンジ消費」が活発になっているようです。
■“我慢していた分の贅沢旅行”に期待大
都内の旅行会社「ゆこゆこ」のコールセンター。
コールセンター
「何名様でいらっしゃいますか?お二人様、かしこまりました」
ここでも問い合わせが相次いでいました。
コールセンター
「『県民割り』でございますよね。鹿児島県民の方ですと、1万円以上で5000円引きというのがございます」
春の観光シーズン、さらに「県民割引」も追い風となり、期待は膨らんでいます。
ゆこゆこ 小松翔太郎氏
「少し我慢していた分の贅沢な旅行を楽しみたいとか、この春休み需要は今回の解除のタイミングで、大きくご予約が動くかなと思っております」
別の旅行会社では、先週1週間の予約件数は1か月前と比べて約3倍の増加。ゴールデンウィークの予約も増えてきているということです。
■旅館は“コロナはもうこりごり”も不安は隠せず
人気観光地、神奈川県の鎌倉に向かってみると、名所・鶴岡八幡宮は、多くの観光客で賑わっていました。この人出に飲食店は。
鎌倉の蕎麦店
「以前とまではいきませんけど、ぼちぼち忙しくさせていただいています」
間もなく見ごろを迎える桜、花見も楽しめる旅館は、この先の週末は、ほぼ満室だといいます。しかし、代表は不安を隠せません。
かいひん荘鎌倉 井上靖章代表
「2020年、2021年、と緊急事態宣言等々で、ほぼほぼ営業できない状態が続いておりましたので」
コロナ禍で苦しんだホテル・旅館業界。感染拡大で、再び休館になってしまうことを懸念しています。
かいひん荘鎌倉 井上靖章代表
「今年は3年目になるので、さすがに3年目はこりごりというか・・・」
今年こそ、お客さんが戻ってくることを願っています。
かいひん荘鎌倉 井上靖章代表
「桜のシーズン、そのあとゴールデンウイーク、鎌倉は6月アジサイの時期が一番繁忙期を迎えますので、このままコロナが収束して、お客様がコロナ前まで回復していただければと期待をしております」
<news23スタジオ>
国山キャスター
銀座でお話を伺うと、財布を買ったという方は多かったです。加えて、「旅行には行きたい」と皆さん口をそろえておっしゃっていました。そんな中、旅行会社JTBの調査でも今年の国内旅行者は2億6000万人で去年の約2倍になると予想されています。こういった数字からも「リベンジ消費」への期待が表れているんですよね。
小川キャスター
そうですよね、旅行業、観光業というのはコロナで一番苦しい思いをしてきた業種でもありますから、応援消費にもなるといいですよね。
(23日23:28)
「人生で一番高い買い物」も、まん延防止解除で“リベンジ消費”が活発に
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