都内の百貨店に期間限定で古着店がオープンしました。ところがここ、服を「売らない古着店」だといいます。一体どういうことなのでしょうか?また慶應義塾大学の宮田裕章教授が語る古着の良さとは。
西武渋谷店に登場した古着店「CLOSETtoCLOSET」。店内には沢山の古着が並べられていますが、買うことはできません。
実はここ、服を「売る」のではなく、「交換」するという新しい形の店。事前に3000円の入場チケットを買えば、2時間入店でき、着なくなった自分の服を持ち込むと好きな古着3着と交換できます。
【入場チケット】3000円(完全予約制)
【期間】1月18日~31日(交換日22~24、29~31)
店を立ち上げた三和沙友里さんは1996年生まれのZ世代。
energy closet代表・三和沙友里さん:
「着られなくなった洋服が大量廃棄されていることを知って、すごくもどかしいというか、もっと着られる仕組みがないかと思って立ち上げました」
東京・原宿で同世代の若者に話を聞くと。
20代男性:
「今着ているのはほとんど古着ですね」
20代女性:
「自分が着なくなった服も(売りに)出したりするし、それをまた着てくれる人がいたらいいなって思う」
こうした若い世代のニーズを背景に、古着を含む中古市場は年々拡大。2022年は3兆円規模になると予測されています。“売らない古着店”の出店を決めたそごう・西武の担当者は
そごう・西武商品計画部 中山茉莉花さん:
「若い方の中でも社会が環境に配慮して物を購入するっていう“エシカル消費”がすごく高まっている」
百貨店業界では高島屋も服をリサイクルするプロジェクトを立ち上げていて、循環型の新しい消費の形はますます広がりそうです。
~以下、news23のスタジオでのやりとり~
小川彩佳キャスター:
ファッションに一家言あるという宮田さんですけれども、この取り組みをどのようにご覧になりますか?
宮田裕章 慶應大学医学部教授:
古着の良さというのは「新しい歴史を重ねることができる」ということなんです。今服っていうのはまさにエシカル消費という言葉もありましたが、「この服はどこから来て、どこに行くのか」と。着る瞬間だけじゃないということなんです。古着ってのはまさにそういったサイクルを意識しながら豊かな文化を一緒に作っていくことができるんじゃないかと考えてます。
小川キャスター:
今日お召しになってるのも古着なんですね
宮田裕章 慶應大学医学部教授:
これはフランスアーミーの服ですね。ちょっと変わった古着です。
小川キャスター:
ストーリーを感じるっていうのもまたいいですね。 (18日23:30)
百貨店に「売らない古着店」が登場 Z世代が熱視線 小売で広がる「循環型」消費とは
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