全国で新型コロナの感染者が急速に拡大しています。これまで子どもは感染しにくいといわれていましたが、10歳未満の感染者も徐々に増えてきています。アメリカでは4歳以下の入院が過去最多になりました。コロナから子どもを守るためにできることとは何なのでしょうか。
井上貴博キャスター:
医療・子どもを縦軸に見ていきます。
<13日 各地の感染確認者数>
東京:3124人
大阪:2400人前後
沖縄:1817人(過去最多)
愛知:1036人
兵庫:905人
井上貴博キャスター:
デルタ株の時の東京のピークが6000人ほどでした。感染力が5倍と考えると、万単位になると想定しながら。では医療の体制どうなっていくのか。吉村知事と小池知事の発言をまとめます。
大阪府 吉村洋文知事(13日):
具体的に何人になったら“重点措置”緊急事態宣言を政府に要請するという数字があるわけではない。重症者の数・重症化率・病床のひっ迫度が非常に重要。
東京都 小池百合子知事(13日):
病床使用率20%の段階で“重点措置”適用について、また50%の段階で緊急事態宣言の発出について要請を検討する。
井上キャスター:
即座に「病床使用率20%」の数字で要請するのではなくて、要請を検討する、話し合いを始めるということ。12日時点での東京の病床使用率は13.7%です。
ホラン千秋キャスター:
東京や大阪だけでなく全国各地で過去最多の感染者数を確認しているというニュースが日々入ってくるわけですけども、全国の感染拡大傾向について谷口さんはどのような危機感をお持ちでしょうか?
政府の諮問委員会メンバー 谷口清州医師:
これまでは南アフリカ・英国・アメリカ。当然予想されたことです。少なくとも患者数は今後もどんどん増えます。ただ重症化率は低いので、いかにして軽症の人を管理して重症化しないようにする。そしてその方が良くなっていくのをきちっとみていく。その中から中等症になっていく人たちを確実に治療していく、その流れが一番重要になってくると思います。
ホランキャスター:
突然、中等症の患者さんであったり、重症化してしまった患者さんが増えてしまうと、医療機関が対応できないということも考えられますよね?
谷口医師:
そのために大きなクラスターができないように、例えば施設でのスクリーニングをきちっとする。つまり感染対策ですね。そこをきちっとしていただくということが必要になります。これまでの状況をみていても、ものすごい速度で増えているわけです。そういう風に考えるとまだまだではなく、もう準備をしておかないといけない。つまり、今から感染者数がこれ以上増えないような対策を打っていかないとですね。一旦、増え出したらとても早いと思っています。
ホランキャスター:
森永さんは各知事の今後の対策についてどのように見ていますか?
経済アナリスト 獨協大学経済学部 森永卓郎教授:
まん延防止が感染抑制にどれだけ効果があるかは実はあんまりはっきりと分かってないんですね。はっきりとしているのはエンターテイメントとか、飲食とか観光とかものすごい打撃になるというのははっきりしているわけですよ。その中で小池知事が20%という病床使用率でまん延防止と言ったということは、ほぼ確実まん延防止が今後出るような事態になると思うんですけど、それで良いのかな?とは思う。アメリカとかイギリスは経済一切止めないっていう選択をしているわけです。中国は徹底的に封じ込めるんだと。でもなんか日本は中途半端というか、場当たり的に見えてしまうんですよね。
井上キャスター:
社会全体、バランスを取りながら国としてどこに向かうのかというのが、確かになかなか日本には見えてこないというところ。あとは新型コロナウイルスが変わっていく中で、子どもをどう守っていくのか。全体の検査陽性者が増えれば、もちろん10歳未満の新規陽性確認者数が増えていくといえます。あとは各地でクラスターというと、奈良でクラスター、うち1人オミクロン株に確認されています。静岡でのクラスター、これはオミクロン株による集団感染とみられています。今までの株に比べて肺ではなく、上気道で増えやすいオミクロン株。上気道で増えると、もしかしたらお子さんにもうつり易い、今までと少し考え方を変えていかなければならないのかと言われている中で話を進めます。アメリカです。4歳以下の入院についての人数が入ってきました。ワクチン接種対象外の4歳以下の入院患者10万人あたり5.3人。今までお子さんはコロナにうつりにくいと言われてきましたので、今までと比べると増えているというデータが上がっています。
米CDCワレンスキー所長は「ワクチン接種対象外の子どもの入院は増加しているが、重症化する兆候は確認されていない」と述べています。
井上キャスター:
ここもやはり、厄介なところで。オミクロン株の重症化率、入院率の低さは子どもにおいても言えるのだと。だけれどもかからないわけではないですよと。日本ではどうでしょうか。国際医療福祉大学成田病院です。入院中の検査陽性者約30人のうち、小学生以下の子ども約10人(これまでで最多)です。この割合が増えてきたのですが、熱・せきなどで全員軽症。松本先生に話を伺うと。
国際医療福祉大学 成田病院 松本哲哉医師:
基礎疾患のある子どもは重症化する可能性があるので、積極的にワクチン接種をしてほしい。
井上キャスター:
このあたりの考え方は我々大人と一緒で、ハイリスクの方はワクチンを打った方がいいだろう。ハイリスクかどうかで判断をというようなところです。新たに入ってきたニュースとしてはこの世代に対するワクチン接種、話し合いを20日の木曜に開く。ここで今12歳以上としている対象年齢を5歳以上に広げるかどうか話し合いを行うというところに入ってきました。
ホランキャスター:
谷口さん、保護者の方でもお子さんにワクチン接種するかどうか悩んでいる方、まだまだいらっしゃると思うんですけど。「悩んでいるんです」と相談受けたときに谷口先生はどのようなお話されるのでしょうか?
谷口医師:
少なくとも、基本的な症状とか重症化率のお話をして、やはり基礎疾患がある、特に免疫が低下するような場合には重症化するリスクが高いということが分かっていますので、そういった方にはおすすめするようにしています。ただやはり難しいのは必ずしも、基礎疾患がない人は重症化しないというとこれはですね。一定の低い確率ですけど、重症化することはあるわけですから、そこも合わせてお話をしてご相談させていただくようにしています。
ホランキャスター:
森永さん、難しい判断でしょうかね。
森永教授:
ただ私がすごく気になるのは、来週話し合いをして3月からなのかと、だってもう2月に感染爆発するのはほぼ見えているんですよね。少なくとも基礎疾患のある子どもを守ろうと思うんだったらもっと早く対策を作った方が私は良いと思うんですけど。
井上キャスター:
話し合いだけでもすぐという感じはしますよね。谷口先生、最後に一つ、お子さんのワクチン接種に対しても副反応のリスクというのはあるという風に考えた方がいいですね?
谷口医師:
もちろんいわゆる応答型の副反応、つまり打って免疫ができる過程に出る副反応は通常、成人よりも少し低いですけど起こっています。ただこれまでのところ重篤なものはアメリカでは報告されていないという状況にあります。(13日17:47)
【解説】子どもの感染者も増加 症状は?対策は?ワクチンは打つべき?
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