岸田総理は、新型コロナのオミクロン株が拡大していることを受け、「3回目」のワクチン接種について、3月以降に一般向けの接種を前倒しするなど新たなコロナ対策を発表しました。
各都道府県の大規模接種会場の設置や接種場所のさらなる確保などを行う方針としています。
その一方で、まだ「2回目」の予約ができない人もいるようです。自治体によっては「1・2回目」と「3回目」のワクチン接種の調整を並行に行っていて、来月の予約状況についても、まだ公開出来ない状態だそうです。個々の事情で「1・2回目」の接種がまだの人もいて、「3回目」との準備など課題があるようです。
■ワクチン3回目さらに前倒しへ
良原安美キャスター:
1月11日に岸田首位が示した新たなコロナ対策についてまとめていきます。▼2月末まで現在の水際対策を維持する▼ファイザー製の飲み薬を2月中に実用化へ▼ワクチン3回目接種向けに自衛隊の大規模接種センターを再開▼共通テストなど受験できなかった場合、入試機会の確保を各大学に要請、などを示しました。
さらにワクチンの3回目接種についてです。岸田首相は「ペースアップを要請いたします」として、これまで原則8か月としていた2回目からの接種間隔をさらに前倒ししていく意向を示しました。
具体的にはまず高齢者です。すでに前倒しが支持されていましたが、そこからさらに前倒すとしました。一般の人への接種についても、今年3月から3回目接種を受ける予定だった人たちについて前倒すとしました。そして堀内詔子ワクチン担当相は「職場接種についても(前倒しを)しっかりとお示ししていきたい」としています。
このように前倒し前倒しとなっているわけなんですが、現状では3回目の接種が思うように進んでいないようなんです。というのも当初医療従事者の皆さんへの接種は12月中に104万人を目指していましたが、実際に3回目まで接種が終わっている人は87万3410人と目標の8割ほどになっています。この理由について堀内担当相は「前倒しが発表されてから現在まで、最初の立ち上がりにどうしても時間がかかっている。2月になってくると接種の勢いが本格的になる」と説明しています。
ホラン千秋キャスター:
1・2回目の接種のときも一般の方々も含め最初はなかなか接種回数が伸びていかないということがあって、その後急激に増えていったわけですけれども、現在も同じような状況だと見ていいんでしょうか?
インターパーク倉持呼吸器内科院長 倉持仁医師:
接種期間が8か月で各自治体は準備していましたので、それが急に早まったので今対応に追われているという状態だと思います。ですから今、感染が急拡大しているところですのでやはりできる限り急いでいただきたいと思いますね。
ホランキャスター:
体制さえ整えば、接種回数が伸びていかない課題というのは解決できると。
倉持医師:
そうですね。まずは手元にワクチンがあれば開業医でも打つことは慣れてきたわけですから、いろいろな方法でまずは早くワクチンを配っていただきたいと思います。
井上貴博キャスター:
3回目接種時の副反応ですが、倉持さんご自身や周囲を含めて、1回目2回目との違いなど何か感じていることを教えていただけますか。
倉持医師:
10日に私もちょうど8か月目に接種を受けられたんですけど、ちょっと微熱が出たりあるいはちょっとだるかったりということはあるんですが、他のスタッフも特に重篤な副反応が出ていることはないと思いますから、きちんと診療体制があれば、恐れずにワクチン接種を進めていただきたいと思います。
井上キャスター:
そこは1・2回目と変わらずということですか。
倉持医師:
そうですね。人によっては強く出たり変わった副反応が出る方もいらっしゃいますから、やはりもう慣れてきているわけですから速やかに何か副反応が起こっても受診できるような体制が好ましいと思います。
■2回目の予約できない例も・・・
良原キャスター:
ワクチンについては、当然これから1・2回目の接種を受ける方もいらっしゃいます。3回目の接種の調整でこれがスムーズにいかないというケースが出てきているようです。
千葉県に住む32歳の女性です。2021年9月に第二子を出産しましたが、妊娠期間中、ワクチンを接種していませんでした。今週1回目のワクチンを接種する予定ですが、この自治体では2回目の接種の予約については1回目を予約するときに日時選択をする。つまり、1回目2回目同時に予約をする形をとっていたんです。ところが2回目接種予約をまだ受け入れできないと言われ、予約ができない状況だということです。
どうして2回目の予約ができないのか、自治体に聞いてみました。この女性が住む自治体では1・2回目の接種、そして3回目接種について12月から並行して調整が行われているそうです。ですので、ワクチンの在庫管理などが複雑で、2月の予約枠がまだ公表できない状況だということです。
他にも2回目の予約ができない理由があるようです。まずは1・2回目接種、そして3回目接種では病院や接種会場、そして1日に何人接種が受けられるかといった受け入れ人数、それぞれ対応が異なります。さらにワクチンの種類も増えます。1・2回目接種は自治体ではファイザー製のみでしたが、3回目接種ではモデルナ製が新たに加わります。両方を準備しなくてはなりません。さらにワクチンの供給量についてはまだ国から示されていないそうです。
他にも医療従事者にとって心配なことがあるようで、それが副反応です。3回目接種の副反応の対応はどんな反応が出るかというのがまだわからないところがあるんでしょうか。ナーバスになっている方もいらっしゃるようです。これがスケジュール調整に影響を及ぼしているという面もあるようです。
ホランキャスター:
先ほど、早くワクチンを配ってほしいというお話があったんですが、今どれくらいのワクチンがどのタイミングで来るというのは全くわからない状況なんですか。
倉持医師:
自治体によるんですが、予約枠の設定がなされて患者さんが予約をするとその前の日とかにクリニックにワクチンが来るという運用ですので、我々も柔軟には対応ができないんです。ワクチン効果が切れる高齢者あるいは医療従事者が重症化する恐れがありますので、早く接種を柔軟にできるよう進めていただきたいと思います。
井上キャスター:
ワクチン接種はもちろん個人の自由という前提はありますけど、ハイリスクの方や65歳以上の方はリスクと利益を天秤にかけてもやはりなるべく早くという理解でいいんでしょうか?
倉持医師:
打ちたい方に関しては速やかに一定の期間を過ぎれば打てるような体制を至急作っていただきたいと思いますし、また一方心配という方はより一層感染対策に気をつけていただいて、そういう行動をとっていただければよろしいかと思います。
井上キャスター:
最後に、飲み薬が来てないという病院もあるようでしたけど、倉持先生の所はどうでしょうか?
倉持医師:
我々のところも基本的には薬の備蓄は3人分ぐらいだけという感じです。(11日18:45)
ワクチン3回目接種さらに前倒しへ、でもまだ2回目予約できない人も
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