続々と確認される新型コロナのオミクロン株の感染。大阪で新たに小学生の男の子の感染が確認されたほか、京都府でも初めて市中感染が確認されました。年末年始の帰省や旅行への影響は?そして感染の影響が顕著な海外は今。
■患者「気が付かないかも・・・」
12月24日はクリスマスイブ。23日の夜、表参道は・・・。
山本恵里伽キャスター
「東京・表参道は買い物やイルミネーションを楽しむ多くの人たちで賑わっています」
女性4人組
「2年ぶりだからみんなで来た。すごい楽しい。写真も映えるし」
家族連れ
「(オミクロン株感染者の)人数も増えてきて市中感染とか、そういうのが出てきていると怖いかな」
23日の東京の感染者数は37人。6日連続で前の週を上回っています。そして拡大が続くオミクロン株。感染し入院中の男性が私たちの取材に答えてくれました。
オミクロン株に感染した60代男性
「鼻水が出て、しゃべったりとか口で息をすると咳出たりというのはありました。これで熱がなかったら気が付かないかもしれない。日常生活していたら、うつしますよね、人に」
オミクロン株は私たちの暮らしにジワジワと入り込んでいます。
京都府でも23日、初めてオミクロン株の感染者が確認されました。20代の女性で海外渡航歴はなし。市中感染とみられます。濃厚接触者は7人で、5人は検査結果がまだ出ていません。
大阪府では23日新たに1人のオミクロン株感染が確認されました。小学生の男の子で、こちらも海外渡航歴はなし。22日オミクロン株への感染が確認された家族とは関係がなく、市中感染とみられています。男の子の同じクラスでは児童3人の新型コロナ感染が確認されていて、オミクロン株かどうか検査中です。
■“濃厚接触”急増で保健所悲鳴
感染対策の最前線に立つ保健所は・・・。
山本キャスター
「成田空港から1番近い保健所です。水際対策の強化によって職員のみなさん、対応に追われています」
担当職員
「この航空機に同乗していた方全員が濃厚接触者・・・」
「オミクロン濃厚接触の方は療養ホテルに移っていただいていて・・・」
千葉県成田市の印旛保健所成田支所は、オミクロン株に感染した疑いがある人と同じ飛行機に乗り濃厚接触者となった人にも健康観察をしています。11月末の濃厚接触者は多くても1日3人ほどでしたが、22日は70人。飛行機に1人でもオミクロン株感染疑いの人が出ると乗客全員が濃厚接触者となりますが、担当者からはこんな悲鳴が・・・。
千葉県の担当者
「感染拡大防止ができるというのは理解できるが、連絡とらなきゃならない相手も多いということで、かなり厳しい。これが継続的にできるかというとなかなか難しい」
機内でのオミクロン株の濃厚接触者は都内で2299人(22日時点)。政府は指定施設での14日間待機を求めていますが強制力はなく、東京都では7割以上の人が施設に入っていません。都内の保健所の担当者は・・・。
東京・北区の担当者
「オミクロン対策で(情報収集などの)時間を稼ぐことが次の流行への準備としてすごく大事。クリスマス、忘年会、新年会といった中で人の流れが増えるから、この年末年始より一層注意が必要」
■年末年始に“暗い影”
年末年始は様々なイベントがあり人の動きも多くなります。感染拡大を防ぐため、こんな対策も・・・。
記者
「新橋のPCR検査センターです。東京都は23日から都内10か所で無料のPCR検査を行っています」
無料でPCR検査を受けられるのは健康上の理由でワクチン接種を受けられない人や、12歳未満の子どもです。検査を受けに来た人は・・・。
PCR検査を受けた女性
「帰省のためです。万が一感染していると地元に迷惑をかけるので陰性の証明を持って帰りたいと思って」
PCR検査を受けた男性
(PCR検査は初めて?)
「初めて。オミクロンが流行ってきているので」
やはり心配なのはオミクロン株。23日、岸田首相も・・・。
岸田首相
「無料検査についてはワクチン接種を受けられていない人を対象に年内から予約不要の無料検査を全ての都道府県で開始します」
政府としても年内に無料のPCR検査を行うと表明。さらに、オミクロン株の市中感染が確認された大阪や京都、米軍基地で集団感染が発生した沖縄では希望者全員に無料で実施するということです。
会見を行った尾身会長は・・・。
政府コロナ分科会 尾身茂会長
「オミクロン株は急速に感染拡大する可能性があり、強化されてきた医療制度ですらひっ迫してしまう可能性がある」
尾身会長はオミクロン株は複数の“スポット”ですでに感染が始まっているとの考えを示し、感染拡大を防ぐためにも年末年始の帰省や旅行、忘年会の開催などは慎重に検討して欲しいと訴えました。
日本有数の温泉地、群馬県伊香保。年末年始はほぼ満室だという旅館・美松館ですが、ここにもオミクロン株の影が。
温泉旅館の社長
「キャンセルの恐怖はあると思う。かなり広がっているので『とりやめにします』というお客もけっこういる」
10月以降、客足が例年並みに戻ってきていましたが、ここ1週間はオミクロン株の影響もありキャンセルも出始めているといいます。
温泉旅館の社長
「やっと戻って、オミクロン株の感染増えてるようだが、なんとか抑えてもらって乗り越えていきたい。足踏み状態、一歩進んで二歩下がるじゃないが、もどかしい」
一方、すでにキャンセルが多く出ているのが・・・。
山本キャスター
「こちらはネット予約専門の旅行代理店。すでにオミクロン株の影響が出始めているといいます」
エアプラス仕入れ担当 登山幸典さん
「大阪行きのお客様で『変異株が増えているのでキャンセルしたい』と。敏感に反応されているのかなと」
年末年始に入っていた予約の約半分がキャンセルになったといいます。キャンセルした人たちの行き先を確認すると・・・。
エアプラス仕入れ担当 登山さん
(伊丹空港がITM?)
「KIXが関空ですね。大阪が多いですね。
年末年始という1番のかき入れ時の1つがほぼ半分キャンセルになってしまって、かなりショックを受けている。東京で市中感染が出ると去年と同じ事の繰り返しになるのでは」
■スペインではフラメンコが・・・。
クリスマスシーズン真っただ中のヨーロッパではオミクロン株の感染拡大が止まりません。
1日の新規感染者が6万41人と過去最多を更新したスペイン。半数近くがオミクロン株とみられています。スペイン政府は再び屋外でのマスク着用を義務付ける方針です。
オミクロン株の影響でスペインを代表する芸能、フラメンコも苦境に立たされています。フラメンコが楽しめるこちらのレストランは7月にようやく営業を再開しましたが、ここ数週間キャンセルが続出。売り上げはコロナ前の3割だといいます。
店長
「不確実な状況下で日々を生きるしかありません。フラメンコを守っていかなければなりません」
1日の新規感染者が8万人を超えているフランスでは22日、5歳から11歳のワクチン接種が始まりました。
子どもが接種した親
「子どもだけでなくクリスマスと新年に集まる家族全員を守るためです」
こうした事態にWHOの欧州地域事務局長は・・・。
WHO ハンス・クルーゲ欧州地域事務局長
「ヨーロッパは疑いなく再びパンデミックの震源地になります」
一方、イギリスの研究チームは「オミクロン株はデルタ株と比べて入院リスクが40%下がる」との研究結果を発表。ただオミクロン株は感染力が強いため、現在のペースで増え続ければ医療機関の負担も増えていくと注意を呼びかけています。
また、WHOは「オミクロン株がデルタ株よりも重症度が低いかどうかを結論づけるのは時期尚早だ」と警告しています。(23日23:44)
オミクロン株 京都で市中感染確認、年末年始の帰省・旅行への影響は?
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