民間の力で月面探査を成功させたら賞金22億円。
そんな開発レースがいま行われています。
優勝候補の一角は日本のチーム。
今年12月の打ち上げに向けて開発は最終段階入っています。
3年前の12月、静岡県の砂丘を走る4輪車両の姿がありました。
開発が進められていた月面探査機です。
●「順調で、良好な感じです」
手がけていたのは、宇宙好きのエンジニアや大学教授らが集まって結成されたチーム
「HAKUTO」(はくと)。
「HAKUTO」はグーグル社がスポンサーとなって行われている月面探査レース「Lunar X-Prize」(ルーナー エックスプライズ)に参加しているのです。
「Lunar X-Prize」は、民間の技術と資金で月に探査機を打ち上げることを目的とする開発レースで、最初に達成すれば賞金2000万ドル、22億円が贈られます。
●袴田武史 チームHAKUTO代表
「これがSORATOというローバーです」
「重量が4キロという非常に軽量なローバー」
「カメラもボディもカーボン材を多く使って、ひとつずつの部品も1グラム単位で削る努力をしています」
チーム「HAKUTO」は7年かけて世界最軽量の探査機「SORATO」を開発。
レースに参加した世界の30チーム以上の中からファイナリスト5チームの1つに勝ち残りました。
そしていよいよ今年12月。月に向けての打ち上げが行われます。
●ドライブショット
今年6月。「HAKUTO」の開発チームは北九州の研究施設にいました。
●田中利樹さん 開発担当
「これは真空空間を再現するための施設」
「月面の温度環境の中でローバーが動くかどうかという試験をします」
実験施設の中は真空状態で、温度はマイナス170度。
月の過酷な環境でも探査機は設計通り動くのか。試験が行われました。
●開発担当・宮本清菜さん
「じゃあ始めます!」
探査機に信号が送られます。すると・・・。
探査機の車輪が回り始めました。
無事に動いたかに見えましたが・・・
よく見ると前輪と後輪の回転数が微妙に異なっています。さらに。
●開発担当・宮本清菜さん
「トラブルというか、モーターが一瞬止まったりするという現象が見られたんですけど、熱真空とは関係ないところなので、追ってログを解析したいと思います」
残された時間はわずか。東京に戻った開発チームはすぐに問題点を洗い出し、改善に取り組んでいます。
レースに勝ち残っているライバルは、インド、アメリカ、イスラエル、多国籍のあわせて4チーム。
どのチームも今年中の打ち上げを目指していて、月面探査レースはいよいよ最終局面を迎えようとしています。
●袴田武史 チームHAKUTO代表
「これから今年末に向けて最後の一歩になり始めてきています。その最後の一歩を確実に実現していきたいと思います」
(Nスタ 2017年8月14日放送)
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民間の月面探査レース 最終局面へ【Nスタ】(2017年8月14日放送)
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