国の大規模接種センターの予約受付がスタート。しかし設定ミスで期間外の予約も受け付ける事態も・・・。自治体と国の接種“二重予約”にも注意が呼びかけられています。
「タイムアウト、タイムアウトになりました」(大阪市の男性)
17日から始まった国の新型コロナワクチン・大規模接種センターの予約。
「クリックしても反応しない。また戻っただけ。何遍やったかな、これ」(大阪市の男性)
大阪では17日の予約受付枠2万5000人分がわずか26分で埋まりました。こちらの男性はというと・・・
「さっきのが取れていたってことなのかな、LINEでやったやつが」(大阪市の男性)
男性はなんとか予約がとれました。
一方、東京では・・・
「午前11時、予約が始まりましたが、会場では大きな混乱はありません。ですが、中にはインターネットの予約方法が分からないと会場に尋ねにくる高齢者もいました」(記者)
「直接予約取りに来たんだ」(会場に来た高齢者)
Q.(会場では)予約は受け付けていない
「でもインターネット持っていないんだよ。行くだけ行ってみる、暇だから」(会場に来た高齢者)
予約はオンラインに限られていますが、接種会場に直接来てしまったのです。
大規模接種センターは国が運営し、自治体によるワクチン接種とは別のものです。実際の接種は来週24日から始まります。
会場は東京と大阪の二つ。対象者は東京・大阪など7都府県に住む人に限られます。
自治体から「接種券」が届いた65歳以上の高齢者で、今回が1回目の接種となる人が受けられます。予約ができるのは防衛省の「ホームページ」と無料通信アプリ「LINE」で、電話予約は出来ません。また、会場に来ても予約は取れません。
今後の予約スケジュールは24日からは東京・大阪の全域が対象となり、31日からは埼玉・神奈川・京都などに住む人も予約できるようになります。
「案内のものが呼び出しますので、『こちらへどうぞ』『こちらへどうぞ』という形で、接種ゾーンに入っていただく」(自衛隊の担当者)
東京会場では接種の準備が進んでいます。ここでは自衛隊の医師らに加え、民間の看護師およそ110人も接種にあたる予定です。
「休みだったり、夜勤明けだったり(に参加する)。これは私たちの使命だなと思って、ナイチンゲール精神じゃないですけど」(接種に参加する民間看護師)
その東京会場ではシステムの設定ミスにより、対象期間外の予約を722件受け付けていたことがわかりました。この予約分については有効な予約として取り扱う措置をとるということです。
一方、国の予約システム。架空の接種券番号などを入力しても実際に予約ができることがわかりました。防衛省はこう説明しています。
「市町村との個人情報の共有が難しいことや、連動したシステムを作る場合の予算や時間を考慮した結果、予約時ではなく会場受付で本人確認を強化する方法を採用した」(防衛省)
防衛省は「接種を混乱なく進めるため、いたずらでの予約はやめてほしい」と呼びかけています。
今後、国のワクチン接種が始まることで懸念されるのが、自治体が行う接種との“二重予約”です。
神奈川県逗子市。市にはこれまで7人の高齢者から国の接種を希望する要望が来たといいます。
「二重予約の問題は必ず出てくると思います。国のシステムと本市のシステム違いますので参照ができません。予約者ご本人に気を付けていただくしかないというのが問題かなと」(逗子市ワクチン広報担当 稲井麻美さん)
担当者が一番懸念しているのは“当日キャンセル”による混乱です。
「当市の方で予約の時間が来たので電話したところ、自衛隊のセンターの方で打ちましたと言われる方が出てくるんじゃないか。そうすると、せっかく用意したワクチンが無駄になってしまう」(逗子市ワクチン広報担当 稲井麻美さん)
国も二重予約をしてしまった場合、必ずどちらかを取り消すよう呼びかけています。そもそも、接種の予約には「接種券」が必要ですが、送付状況は自治体によって違いがあります。
「毎日のようにポスト楽しみに見ているんですけど全然届いてません」(17日に送付開始の大田区民 81歳)
「国の予約ができないんだよね接種券の番号がないと。各自治体によってバラバラなんだもん、不公平」(17日に送付開始の大田区民 73歳)
東京23区に聞いたところ、17の区は対象を絞らず、65歳以上に発送を開始。一方、6つの区は対象を絞り、75歳以上を優先させています。
一方、各自治体ですでに始まっている高齢者への接種。混乱を避けるため、独自の工夫もみられます。
「足立区役所ではワクチン接種の予約代行窓口が設置されているんですが、続々と高齢者の方が相談に訪れています」(村瀬健介キャスター)
足立区では、職員がインターネットでの接種予約をサポートする窓口を設置しています。
「今ですと午前と午後の時間帯、あと夕方の時間帯、けっこう空いているんですけど」(職員)
高齢者に代わって、職員がタブレットを操作し、希望の接種日時と会場を予約します。
Q.インターネットでできると言っても
「インターネット触らない、知らないし。スマホ持ってないのにインターネットできるわけない」(足立区民 73歳)
「電話がなかなか通じないっていうから困ったなと思っていた。全部解決したのでよかった」(足立区民 80歳)
「対面で話を伺いながら支援するサポートの窓口は必要だと思っている。直接話をして確認できるところが皆さんの安心に繋がっている」(足立区 馬場優子衛生部長)
独自の取り組みは他の自治体でも・・・
「地域の皆さんと相談したんですけどくじ引きが一番良いと」(福島・相馬市 立谷秀清市長)
福島県相馬市では、まず、くじ引きで接種を受けられる地域の順番を決定。接種会場は1か所のみで、日付と時間を指定して高齢者に通知したため、予約の必要もありません。
「(日時の)指定させていただいた人の97%がおいでいただいている。どうしても都合の悪い人は後でまた指定させていただく。それが一番混乱がない方法と考えた」(福島・相馬市 立谷秀清市長)
混乱はなく、現在1万1000人の高齢者のおよそ6割が1回目の接種を終えたということです。(17日23:00)
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大規模接種センター予約始まる、“二重予約”に注意を[新型コロナ]【news23】
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