バナナの葉や漁網から作られた衣類に、土にかえる次世代の化学繊維。サステナブルファッションが勢揃いした展示会が開催されました。地球に負荷をかけない最先端の技術を取材しました。
23日から東京ビックサイトで始まったサステナブル ファッション EXPO。環境や社会に配慮した洋服などを扱う企業100社が出展しています。
「色々なブランドが出展していますが、これは葉っぱですかね」(山本恵里伽キャスター)
これはバナナの葉です。枯れたバナナの葉を布にして、バッグなどを作るそうです。まず特殊な加工でバナナの葉に布のような柔軟性を持たせます。その後、天然コットンと縫い合わせ、バッグやカードケースに変身させます。
「バナナの葉っぱでも風合いが出るんですね」(山本恵里伽キャスター)
「(葉が)乾燥するスピードで色が変わってくる」(Rela株式会社 松田建次代表)
着色料は使わず、自然の色合いを活かした製品はタイの職人がひとつひとつ手作業で仕上げているといいます。
「枯れた葉っぱだけは捨てられるしかなかったので、捨てられる葉をなんとか商品化したいという思いで作られたのがこちらの製品」(Rela株式会社 松田建次代表)
これまで捨てられ続けてきた「廃材」を活かした商品は、サステナブルファッションの大きなテーマです。繊維専門商社が再利用するのは、漁業で使われた網です。海に沈んでごみとなった「網」を回収し、不純物を取り除いて糸を作り、Tシャツやトレーナーに変身させます。一方、こちらはイタリアのメーカーが作った木製の腕時計。家具などを作る際に余った木材が使われています。
「そのままでは使われずに廃棄されるものを集めているので、非常に地球に優しい」(担当者)
“次世代の化学繊維”も注目されています。
「このTシャツどんな商品?」(山本恵里伽キャスター)
「着古したあとに最後、土にかえっていくという新しい素材を使ってできているTシャツ」(V&A Japan 宮本淳さん)
こちらのアパレルメーカーが開発したのは、新たな「ポリエステル素材」です。通常のポリエステルでできた服は土にかえるまで100年以上かかるとされていますが、「次世代のポリエステル素材」では・・・
「こういう堆肥の中にTシャツを埋めて1年たつと、このくらいのものに変わる」(V&A Japan 宮本淳さん)
わずか1年で、水と二酸化炭素に分解されるといいます。これがその実験の様子。土に埋めたTシャツはバクテリアなどによって分解され、5か月後には袖の一部などが消えてなくなり、8か月後には服の原型がわからないところまで分解されました。そして1年後にはこの状態に。担当者は、この技術が発展すればいずれプラスチックを土にかえす技術にもつなげられるといいます。
「SDGsや廃棄プラスチック問題にどう素材メーカーが対応できるのか、ずっと考えてきていたわけですが、どうしようもなくなって捨てる、廃棄するときにも地球に負荷をかけない素材になっていくのかなと」(V&A Japan 宮本淳さん)
(23日23:20)
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【SDGs】廃材を再利用 最先端のサステナブルファッション【news23】
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