東日本大震災からまもなく10年。JNNでは「つなぐ、つながるプロジェクト」として、各番組横断で被災地の今をお伝えしています。今回は災害現場のがれきの中から生存者を探す「災害救助犬」をとりあげます。東日本大震災でも活躍した災害救助犬。この10年で日本の災害救助犬の数は増えたものの、十分に活躍できる機会がないなどの課題があります。
災害現場に見立てたがれきの山で、吠えて知らせた場所には助けを求める人が隠れていました。東日本大震災でも活躍した災害救助犬。がれきに埋もれた生存者や行方不明者を嗅覚で探し出します。
震災直後に、福島県飯館村で生まれたオスの「じゃがいも」、9歳。飼い主が避難を強いられたため、岐阜県のNPO法人が引き取って、災害救助犬に育てました。
「合格まで普通の犬の倍以上かかった」(じゃがいもを引き取った 山口常夫さん)
2017年、11回目の認定試験挑戦でようやく合格し、災害救助犬になった「じゃがいも」。現在、「じゃがいも」のような災害救助犬は全国でおよそ400頭いますが・・・
「若い世代がボランティアで続けている人が少ない」(災害救助犬の指導手 古川祥子さん)
ジャーマン・シェパードの「ちわお」とコンビを組む指導手の古川祥子さんによりますと、日本では指導手はボランティアで、報酬は一切なし。国からの支援金はもらえず、活動は寄付金で成り立っているのが現状です。さらに、震災以降、災害救助犬の出動要請の協定を結ぶ機関が増えたものの、「現場で救助犬をどう活用していいかわからない」という問題が。
先月には災害救助犬の活用方法を知ってもらおうと、千葉県で消防の有志との合同連携訓練が行われました。古川さんと「ちわお」が早速捜索を開始。すると・・・
「レスキューの要請願います」(消防)
報告を受け、消防が無事、生存者役を救出しました。
「実際にやってみて、発見が早い。びっくりして、消防には必要だと思いました」(消防隊員)
スイスやアメリカでは、現場で災害救助犬が受け入れられやすいように、救助犬の情報を国に登録し、情報共有をする仕組みがあります。
「救助犬を正しく理解してもらい、活用の場が広がればいいと思う」(災害救助犬の指導手 古川祥子さん)
(08日11:43)
災害救助犬 日本で活躍広げるために【#あれから私は】
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