鼻炎や目のかゆみだけでなく、花粉が引き起こす肌トラブルとは? 今年は、新型コロナの感染対策で長時間マスクをつけていることから、肌に思わぬ影響が出ています。
2日、都内のコスメショップを訪ねると・・・
「こちらが花粉対策のコスメが集まったコーナー」(@cosme TOKYO 宮澤瞳シニアスタッフ)
メイクのあとにふりかけるだけで花粉の付着を防ぐミストに、花粉を寄せつけない化粧下地。花粉対策をうたったコスメが多数、取りそろえられていました。
「花粉対策のコスメは年々増加している。かなり需要も高まっている」(@cosme TOKYO 宮澤瞳シニアスタッフ)
日本人の3人に1人が悩んでいるといわれる花粉症。今年、東京では去年の1.8倍の花粉が飛散すると予想されています。さらに今年は、コロナ禍で花粉の季節を迎えることになり、街ではこんな声が・・・
「鼻水が出るんですけど、コロナに間違えられるのがつらいですね。花粉症なんだよって、わざわざ知らない人に言えないじゃないですか」(20代)
「ニキビですね。コロナでマスクしているのもあって、(ニキビと)花粉での乾燥とダブルできてます」(20代)
「ニキビができたり、荒れみたいな、カサカサしたり。難しい季節ですよね」(20代)
東京都内の皮膚科ではこの時期、マスクや花粉による肌トラブルの相談が増えているといいます。
「花粉症なのか、目の周りがぼそぼそしてしまって」(50代女性)
女性は目の周りに赤みがあり、かゆみなどの症状が出ているといいます。
「これは花粉皮膚炎といって、春先に悪くなるもの」(千春皮フ科クリニック 渡邊千春院長)
診断名は「花粉皮膚炎」。そのメカニズムはこうです。本来、肌はバリア機能があり、花粉など外部からの刺激をブロックしています。しかし、冬から春にかけては、冷たい外気や室内の暖房に触れることで肌は乾燥し、バリア機能が低下。花粉はバリア機能を破り皮膚の中に侵入し、赤みやかゆみなどのアレルギー反応を引き起こすのです。
「鼻水やくしゃみがない方でも、春先になって花粉が飛ぶ時期になると、目の周りや顔がかゆいといっている方もいます」(千春皮フ科クリニック 渡邊千春院長)
花粉症の自覚症状がなくても発症することがあるという「花粉皮膚炎」。今年は、感染予防でマスクをつける時間が長くなっていることから、例年にない懸念があるといいます。
「マスクは通常したほうが花粉の侵入は防げるが、マスクで(皮膚に)摩擦が起きて、その部分から花粉が入りやすい。それで炎症が起きやすい」(千春皮フ科クリニック 渡邊千春院長)
どうすれば予防できるのでしょうか。
「正しい洗顔、保湿が非常に大切」(千春皮フ科クリニック 渡邊千春院長)
まず大事なのが洗顔です。自宅に帰ったらすぐ、顔に付着している花粉を洗い流しましょう。お湯でさっと洗うだけでも効果があります。肌に負担をかけない洗顔方法も大切です。
「よく泡立てた泡で泡洗顔をしていただく。指が直接、肌に圧がかからないように、円を描くように優しく洗ってあげてください。軽くマッサージしていただく感じですね」(渡邊院長)
10回以上すすぐのが基本。体温くらいの温度のお湯で、しっかり洗い流しましょう。そして、保湿です。ここでも肌に負担をかけないのがポイント。コットンなどでこすらず、指先で優しく染み込ませるのがコツだといいます。保湿によって肌の水分を整え、バリア機能を高めます。
「(肌の)バリアを守る手入れが必要になってきます。それだけでも花粉をはね返す力になります」(千春皮フ科クリニック 渡邊千春院長)
(03日00:36)
コロナ禍で迎えた花粉シーズン
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