新型コロナウイルスの高齢者に対するワクチン接種が4月から始まります。会場整備や保冷剤などビジネスチャンスを期待する企業が動き始めています。
「4月12日から接種をする予定であります」(菅 義偉 首相、24日)
24日、65歳以上の高齢者へのワクチン接種を4月12日から開始する考えを示した菅総理。ワクチン担当の河野大臣は、4月12日から始まるのは数量を限定した優先接種だとしたうえで、「4月26日の週から全国すべての市区町村に行き渡る数量のワクチンの配送を行いたい」と述べました。
こうした中、24日から大阪で始まったコロナ対策製品などの展示会。中でも注目を集めていたのが、このドーム型の設備。
「ドクターたちの横の口コミで広がりまして、今では北海道から沖縄まで260か所の医療機関で導入済み」(ホワイトハウス 広報 谷川伸一さん)
簡単に設置・撤去できるのが特徴で、組み立て時間は大人2人で90分。
「使い方としてはPCRの検体採取、隔離スペース、発熱外来」(ホワイトハウス 広報 谷川伸一さん)
開発したのは、キャンピングカーなどを手掛ける企業です。これまで医療分野とは全く関わりがなく、このドームも、レジャーや災害時の利用を想定して販売していましたが、今では8割が医療機関からの受注。売り上げは当初の4倍になりました。
掃除用品のレンタルなどを手掛ける「ダスキン」。ワクチンの集団接種を行う会場の整備を提案しています。
「入り口のところに検温のサーマルカメラを設置したり、ワクチンを接種するところは最低限、パネルで仕切った状態にしてほしいと」(ダスキン 高橋勇一マネジャー)
ダスキンでは、去年から試験会場や音楽イベント会場などで感染対策のサービスを行っています。そのノウハウを生かし、今回、体育館や公民館を想定したワクチン接種会場の設営をプラン化しました。これまでにおよそ
250の自治体から問い合わせが入っていて、見積もりは数千万円に上るケースもあるといいます。
「弊社の強みである衛生とイベントの経験を生かし、自治体の要望をサポートしていきたい」(ダスキン 高橋勇一マネジャー)
こちらは、現在急ピッチで“保冷バッグ”を製造。ワクチンを拠点病院から各自治体の接種会場に輸送、保管する際に使われるもので、すでに政府と自治体から5万5000個を受注し、生産能力を10倍にまで引き上げました。
「従業員全員、日曜日以外は返上して稼働しています」
中には、シャープの液晶パネル技術を応用した保冷剤が使われていて、2度から8度の温度を12時間、維持できるといいます。
「短時間に大量の注文、問い合わせをいただくのは、今までにないという意味でビジネスチャンスと言えるかもしれないが、ワクチンの接種が円滑に行われ、無事に済んで、その結果、実績と信頼がようやく得られるのかな」(スギヤマゲン 杉山大介 社長)
本格的なワクチン接種開始に向け、企業の動きも加速化しています。
(Nスタ 2月25日放送)
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接種の会場整備、保冷バッグ 企業にはビジネスチャンスも【Nスタ】
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