5月13日撮影
【お召列車の歴史②】
お召列車は常に客車による運行がなされていた訳ではありません。戦前に国電32系の一種としてクロ49形電車が製造され、横須賀など短距離での運行に用いられていたようです。1960年には貴賓車クロ157-1が登場。157系は今の185系に近い使い方をされていた半世紀前の特急電車で、その系列に分類されました。ただし通常の157系グリーン車、サロ157系とは全く格が違う車両でした。
運転台つきの車両で顔は急行形の153系スタイル。現在の115系などと似た顔ですが低運転台です。基本的に編成の中間に連結され
、当初は157系に組み込まれていましたがその引退後は183系や185系などと併結しました。
1993年を最後に25年間使用されていませんが、現在も車籍を有しており、185系と併結して従来通り使用することが可能です。塗装も185系の斜めストライプに合わせた白と緑色をしています。
この車両は田町電車区で長らく保管されていましたが、2012年の電車区改廃により大井工場に移動。田町~大崎~大井工場の短区間ですが、久々の走行が大勢のマニアをにぎわせたのも既に6年前です。
E655系が登場した現在、運用はまず見込めませんが、皇室専用のTR車両を組み込み、そこに陛下がお乗りになる場合と、TR車両なしでVIP車両にお乗りになる場合があります。後者の運用はクロ157を使っていたときの用途に近いものがあるようです。
なお157系はクロ157の1両を除いて30年以上前に全廃されました。実は特急に使用されているものの、もともとは準急形電車として作られたもので、JR最後の準急形の生き残りとなっています。
E655系 なごみ号の車内を探索(後編)
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