富山市を中心に鉄道網を保有する私鉄、富山地方鉄道。
現有路線の総延長は108.3キロ、本線、立山線、不二越線、上滝線、富山港線、富山軌道線の6路線を保有しています。
富山市街地の沿線住民による通勤通学利用、立山・宇奈月温泉・アルペンルートへの観光利用客が多く、人口が減少する地方都市の鉄道としては、比較的経営が上手くいっている鉄道会社でもあります。
そんな中、2025年5月に富山地方鉄道は、利用者減少で赤字が続く路線を、自治体から補助が得られない場合は廃止する事を明言。
中でも、あいの風とやま鉄道と並行する本線の滑川・新魚津間、冬季は殆ど利用客が現れない立山線の岩峅寺・立山間については、行政から支援を得られなければ2026年11月限りで廃止する方針を決めています。
ただ、自治体や富山県は2027年度から国の交付金を使用できるよう取り組む方針を公表。
それでも、富山地鉄側は具体的な案は何も聞いていないとし、廃止撤回に関しては慎重な姿勢を見せていました。
しかし、不二越・上滝線について、富山市が2026年度からみなし上下分離方式を導入する意向を示し、月岡・岩峅寺間について引き続き地鉄が運営する事としています。
一方、本線に関しては滑川・新魚津間については廃止、孤立する新魚津・宇奈月温泉間についても廃止を基本方針として、自治体側と協議する意向を示しています。
これらの協議は現在も続いており、年内に結論が出る方針です。
では、どのようにすれば、富山地鉄本線の廃止は免れることができるのでしょうか。
そのカギを握るのは、並行するあいの風とやま鉄道との連携です。
【富山県が富山地方鉄道を買収】全線非電化で特急サンダーバードの乗り入れ...本線の存続に必要なカギとは
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