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【びっくりサイエンス】実母の女王アリを殺すよう娘を操り、王国を乗っ取る寄生アリ
https://www.sankei.com/article/20251206-RZ3PFYC3XFL4XNBOH6HOGTMUQE/
母親を守り、巣を維持し、幼虫を育てる働きアリたちが、ある瞬間、突如として実母である女王アリに襲いかかり、引き裂き、ついには殺してしまう。そんな凄惨な「母殺し」が、他種のコロニーを寄生的に利用する社会寄生性ケアリ2種による巧妙な操作によって引き起こされるとの観察結果が学術誌に報告された。女王の座、やがてはコロニー全体を乗っ取るために、コロニーのもともとの女王アリを排除する具体的方法が明らかになった形だ。
実験では侵入者の寄生性の新女王は、あらかじめ、侵入先の働きアリやさなぎと同居しそのにおいをまとう。これで新女王はコロニーの女王アリに近づけるようになり、腹部から噴射した蟻酸とみられる液体を女王にかける。これにより、周りにいる働きアリに実母女王を敵と誤認させ、殺害させる。その後、新女王は侵入者であるにもかかわらずコロニーの女王となり、働きアリに奉仕させ、自分の子を育てさせる。コロニーには2つの種がしばらく混在するようになるが、もともといた働きアリは寿命で死んでいき、徐々に寄生種だけの単一種のコロニーへと置き換わり、最終的には完全に乗っ取られる。一時的に寄生先コロニーの労働力などを利用することから、「一時的社会寄生性」と呼ばれる。
今回の研究成果は、アリ愛好家で都内で専門店を経営する島田拓氏、東京都八王子市在住の田中勇史氏、九州大の高須賀圭三助教により、以下のリンク先の学術論文として報告された。
https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.09.037
【びっくりサイエンス】実母の女王アリを殺すよう娘の働きアリを操り、王国を乗っ取る社会寄生性ケアリ
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