ロシアのプーチン大統領は2日、米国のウィットコフ特使と、トランプ大統領の娘婿クシュナー氏とクレムリンで会談した。両氏は、ウクライナ和平案について協議するためモスクワを訪れた。 先週報道された28項目からなる米国の和平案は、ロシアの主要な要求に譲歩する内容だとして、ウクライナや欧州の当局者の間で警戒感が高まった。これを受けて欧州の首脳らは、ウクライナ側の利益をより反映した対案をまとめた。 2日の会談直前、プーチン氏は欧州側の対案について、まったく受け入れられないと一蹴した。そして欧州に対し、ロシアと戦争になれば即座に敗北することになると警告した。 トランプ氏はこれまでウクライナ和平実現に意欲を示してきた8月の米ロ首脳会談や、ウクライナのゼレンスキー大統領とも度重なり会談してきたが、和平実現には至っていない。 トランプ氏は、事態の収拾は容易ではないと述べた。「我々のチームが今ロシアに行って、解決できるかどうかを探っている。簡単な状況ではない、本当にひどい有様だ」 一方ロシア国防省は2日、ウクライナ東部の要衝ポクロウシクを制圧したと主張した。これに対しウクライナ側は、自軍がなお市内の一部を掌握していると述べた。 ロシア軍は現在、ウクライナ領土の19%超を掌握した。甚大な損失にもかかわらず、2年前からわずかに1%増えただけにすぎないが、ウクライナ側の地図によれば2025年は全面侵攻後、最速のペースだった。 「われわれは今日行われる米ロ交渉の結果を待っている」――アイルランドを訪れたゼレンスキー氏は、モスクワでの協議の行方を注視する姿勢を示した。
プーチン氏、米特使らと会談 欧州の和平案を一蹴、ロシアと戦争なら「即座に敗北」
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