【慶州(キョンジュ・韓国南東部)=三塚聖平、坂本一之】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は30日午前11時から、韓国南部の釜山(プサン)で会談した。トランプ氏と習氏が対面で会談するのは2019年6月に大阪市で行われた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)以来で、今年1月の第2次トランプ政権発足後では初めて。懸案となっている米国の対中関税や中国のレアアース(希土類)輸出規制への対応が焦点で、米中間の緊張緩和につながるかどうかが注目される。
トランプ氏は会談の冒頭「長期にわたり素晴らしい関係を築いていく」と語り、習氏は「中国の発展は米国を再び偉大にするというあなたのビジョンと歩調を合わせて進む」と述べた。
トランプ氏と習氏は、10月31日~11月1日に韓国南東部、慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に訪韓した。両氏の会談場所となった釜山は慶州に近く、両氏の日程を考慮して選定された。
中国外務省の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は29日の記者会見で、米中首脳会談について「両国関係の戦略的、長期的な問題や、共に関心を持つ重大な問題について深く意思疎通を行う」と述べた。米側に対し「今回の会談が建設的な成果を収め、両国関係の安定や発展に新たな原動力を注入するよう共に努力したい」と呼び掛けた。
トランプ氏は29日、合成麻薬フェンタニルの流入対策で中国に課している20%の関税について「引き下げるだろう」と発言。「習氏との会談は素晴らしいものになるだろう。多くの問題が解決される」とも語った。トランプ氏は米農産品の対中輸出拡大などでも成果を出したい考えだ。
会談では、すでに両国間で合意しているトランプ氏の来年早期の訪中と、その後の習氏の訪米も議題になるとみられる。
【海外ニュース】米中首脳が会談 トランプ氏「長期にわたり素晴らしい関係を築く」、習氏「歩調合わせる」
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