乗客乗員520人が亡くなった昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故は12日、発生から40年を迎えた。遺族らは墜落現場となった「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)に慰霊登山し、墜落地点にある「昇魂之碑」の前で黙禱をささげた。
夕方には麓の「慰霊の園」で追悼慰霊式が開かれ、犠牲者の数と同じ520本のろうそくに火をともし、墜落時刻の午後6時56分に黙禱した。日航によると、慰霊登山した遺族は81家族277人だった。
遺族でつくる「8・12連絡会」の美谷島邦子事務局長(78)は「一緒に歩んできたお父さん、お母さんたちが来られなくなっても次の世代がここに来てくれることに感謝したい」と述べた上で「上野村、日本航空も協力してくれて、40年たって安全を作りたいという気持ちが一つになった。ここを出発点にして次につなげたい」と話した。日航の鳥取三津子社長も尾根に登って献花した。
事故機は、夏休みで家族連れや出張帰りの会社員らでほぼ満席となっており、歌手の坂本九さん=当時(43)=ら著名人も亡くなった。生存者は4人だった。
日航機墜落事故40年 美谷島邦子さんら遺族が慰霊登山 追悼と空の安全願う
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