臨時国会が開会した1日、鹿児島選挙区から初当選した無所属の尾辻朋実氏は午前8時半ごろに初登院した。引退した自民党の重鎮で参院議長も務めた尾辻秀久氏の三女。「36年間、ここで頑張ってきたんだな」。議事堂の正面玄関に立ち、感慨深そうに父への思いを口にした。
父の議席を引き継ごうと自民の公募に応じたが、選考から漏れ、立憲民主党の推薦を受けて無所属で戦った。父の秘書として訪れたことはあるが、有権者の負託を受けて踏み入れるのは初めて。「議員バッジをつけて登院することの重みを実感している」
この日は「動きやすさを重視した」と、地元の百貨店で新調した濃紺のパンツスーツ姿だった。
参院選で争点となった外国人を巡る政策に関する報道陣からの質問に「日本で真面目に働いている外国人もおり、鹿児島はそうした人たちに支えられてきた。必要以上の排他主義ではなく、必要な規制だけ講じる冷静な対応を」と答えた。
物価高対策については「賃金上昇に向けた動きを急ぎたい」と述べ、ほかの議員らとの連携を進める考えを示した。
鹿児島選挙区初の女性議員。「県民にいただいた6年間を、今日から大切に過ごしたい」と決意を新たにしていた。(宮崎秀太)
無所属・尾辻朋実氏「36年間、ここで頑張ってきたんだな」自民重鎮の父に思い馳せ初登院
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