最後の一等地と呼ばれたJR大阪駅北側の再開発地域に誕生した「うめきた公園」(大阪市北区)。高層ビルに囲まれた〝都会のオアシス〟は面積約4万5千平方メートルで、大規模ターミナル駅に直結する都市公園としては世界最大規模だ。
公園全体の開業は令和9年春の予定だが、昨年9月に約7割が先行オープン。南北約120メートルにわたって緩やかに起伏する「大屋根」は、建築界のノーベル賞とも呼ばれる米プリツカー賞などを受賞した世界的建築家ユニット「SANAA(サナア)」がデザインした。大屋根の下は、大規模イベントスペース「ロートハートスクエアうめきた」など。水盤のある広々とした「芝生広場」も人気で、休日には親子連れらでにぎわう。
4歳と2歳の姉妹を連れて大阪府吹田市から訪れた女性は「近くにフードコートもあって便利。子供たちもとても楽しんでいます」とほほえんだ。
うめきた公園を含む再開発地域は「グラングリーン大阪」と呼ばれ、緑豊かな景観が大きな特徴だ。公園管理センターの職員が毎日巡回し、見ごろを過ぎた花を剪定するなどきめ細やかに手入れしている。芝生へのキャリーケースを引いての持ち込みなどは禁止され、定期的に養生期間を設けるなどして美しい芝を守る。
ロートハートスクエアうめきたでは演奏会などの行事が催され、訪れた人たちに新たな発見を提供している。公園管理センターの担当者は「思い思いに過ごして楽しんでもらえたら」と話す。
やがて日没が近づくと日中の暑さが和らぎ、周辺は静かな雰囲気に。高層ビルの窓ガラスに夕焼けが反射し、ほんのりと赤みを帯びる。空は徐々に暗くなり、ビル群の照明が水盤に映りこむ。
にぎやかな笑い声が響いた昼とは一転、未来都市を感じさせる風景が広がっていた。
NeoKansai 都会のオアシス「うめきた公園」
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