NEXCO東日本北海道支社と北海道北広島市の新札幌自動車学園の共催による「冬道安全講習会」が19日、同自動車学園で開催された。免許を取ったばかりの若年層や冬道走行の経験がないドライバーなどを対象に企画された啓発活動。約60人がツルツルの凍結路面や滑りやすい積雪斜面など日常生活に役立つ運転技術を座学と実技を通じて学んだ。
自動車レースに長年参戦している2人のプロドライバーらが冬道走行のポイントを解説。凍結や積雪した路面は滑りやすく制動距離が伸びてしまうとし、「十分な車間距離が大事。交差点は凍結しやすく、停止線の手前で停まれば発進時のスリップを抑えられることもある。周囲に注意しながら〝かもしれない〟運転を意識して」などと紹介した。また、他の車両と接触してしまうような状況では「路肩の雪山に車をわざとぶつけることで接触を回避できることもある。雪質によっては車のダメージも少なくて済む」などとアドバイスした。
実技では、参加者一人一人がハンドルを握り、凍結路面や積雪で轍(わだち)になったでこぼこ路面を走行。凍結路面で時速40㌔からの急ブレーキをかける体験では、制動距離が20~30㍍先まで伸びてしまい、「自分ではどうにもならなかった。車間を空ける意味がよく分かった」(20代女性)などと感想を語った。
北広島市から参加した会社員の渡辺マリエさん(36)は「昨年4月に東京から転居し、冬道は今シーズンが初めて。普段はできない運転を体験できて良かった」と話し、夫の文雄さん(48)も「無理しないことを勉強できた」と語った。
NEXCO東日本北海道支社は10年ほど前から冬道講習会を開催。毎年のように定員を上回る応募があるという。北海道は近年、訪日外国人客や道外旅行客など冬道運転の経験が少ない人による交通事故が増えていることも踏まえ、「事故に巻き込まれない技術も学べる機会として来シーズンも企画したい」と話している。
冬道安全講習会開催 NEXCO東日本北海道支社と新札幌自動車学園が共催 北海道北広島市
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