【シカゴ=坂本一之】米民主党は中西部イリノイ州シカゴで19日に開幕した党全国大会で、大統領選出馬を辞退したバイデン大統領(81)を登壇させ、世代交代を強くアピールした。バイデン氏の撤退表明後、党候補のハリス副大統領(59)への支持は高まり、共和党大統領候補のトランプ前大統領(78)を上回る。11月5日の投開票日まで約2カ月半。民主党は党大会を通じて結束を強め、勢いを維持したい考えだ。
「サンキュー・ジョー」。19日の民主党全国大会にバイデン氏が登壇すると、会場にはバイデン氏への感謝を伝える声と拍手が響いた。バイデン氏は壇上で、娘のアシュリーさんと抱擁し、涙をぬぐう場面も見られた。
来年1月に退任を控えたバイデン氏の演説は、任期中にハリス氏と成し遂げた雇用創出などの実績を誇示するものとなった。そのうえで、ハリス氏の副大統領選出が「私の職歴全体で最良の判断」だと言及し、支持を呼びかけた。
また、演説では大統領選だけでなく、同時実施の上下両院選にも触れ、「上院(の多数派)を維持し、下院(の多数派)を取り戻す必要がある」と訴えた。
【米大統領選】涙のバイデン氏、半世紀仕えた党に別れ ハリス氏は「民主主義を守る希望」 米民主党大会
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