ファミリーマートは13日、夢洲(大阪市此花区)の2025年大阪・関西万博の会場の建設現場で、太陽光発電や衛星経由のインターネット通信を使う、無人運営や移動が可能な新店舗「ファミリーマート舞洲/N店」を開設し、報道陣に公開した。
店舗の開発は竹中工務店や日立ハイテクなどが手がけた。移動が可能な無人店舗の開設は、コンビニ業界で初という。
新店舗はソーラーパネルや蓄電池を備え、太陽光による発電で冷蔵庫やセルフレジなどを稼働できる。人工衛星によるインターネット接続サービス「スターリンク」を使い、店舗内の状況を逐次管理できる仕組みも整えた。店舗は木造のトレーラー型で、リモコンを使って低速移動したり、乗用車で牽引して公道を移動することも可能だ。
万博会場の建設現場は現在、電気を利用できる環境が限定的なことなどから店舗がほとんどなく、作業員が長距離を歩いて買い物に行かざるを得ないなどの課題が指摘されていた。店舗開発を主導した竹中工務店の担当者は「万博会場での労働環境の整備という点で、極めて重要と考えた」としている。
竹中工務店によると、現在は1店舗のみの展開だが、需要次第で万博会場の建設現場での追加の店舗導入も検討していく。新規事業として、万博以外の工事現場への導入も働きかける考えという。
万博建設現場に「動くコンビニ」
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