【テルアビブ=佐藤貴生】イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が始まってから7日で半年。ハマスの奇襲を受けたイスラエルはガザで軍事作戦を展開するが、ネタニヤフ首相が目指すハマス壊滅や人質の救出は果たせておらず、戦闘終結はなお見通せない。
ハマスは昨年10月7日、戦闘員をイスラエルに侵入させ、近隣の町などを無差別に襲撃。約1200人を殺害し、約250人を人質として連行した。人質は120人が昨年11月の戦闘休止の際に解放されたものの、なお残り、うち30人以上は死亡したとされる。
一方、イスラエル軍は地下にハマスの軍事施設があるなどとしてガザの病院や学校、難民キャンプなどを攻撃。国際社会から強い批判が上がっている。軍はさらに約150万人が集まる最南端ラファでの作戦を計画しており、さらなる被害が懸念されている。
ガザ保健当局によると5日時点で、ガザの死者は計3万3091人、負傷者は7万5千人超に上る。全住戸の6割がこれまでに破壊され、人口約220万人の7割が避難民となった。食料不足なども深刻化。イスラエルは5日、米国の強い圧力を受けて、ガザ北部のエレズ検問所の利用など支援物資搬入拡大の措置を決めた。
停戦実現への外交努力も続くが、ロイター通信によると、ハマスは条件に難色を示す。バイデン米大統領は5日、停戦に向けた協議を仲介しているエジプトとカタールに書簡でハマスに歩み寄りを促すよう求めた。
ハマスの戦闘が始まり7日で半年
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