ダイハツ工業が車両の安全性を確認する試験で不正をしていた問題を巡っては、国内外向け全車種の出荷停止という異例の措置がとられ、車の購入者や取引会社など影響の拡大は計り知れない状況だ。20日に記者会見した同社と親会社のトヨタ自動車のいずれも経営への打撃は避けられず、「かなり大きな影響がある」との声が漏れた。
ダイハツが生産・販売を停止したのは全64車種に上る。うち22車種はトヨタのブランドで販売されている。
出荷停止によって各方面への補償問題が生じるとみられ、対象車の納車待ちを含めた購入者への対応に加え、部品製造会社に対するフォローも進めていく必要がある。
特に取引会社は国内423社に上る。ダイハツによると、その中で47社は同社への売り上げの依存度が1割以上に達し、うち34社は中小企業であるため、同社の星加宏昌副社長は「1社ごとに相談し、補償を検討していきたい」と述べた。
トヨタの中嶋裕樹副社長はダイハツをサポートしていくことを強調。ただ、出荷再開時期については「全く答えられる状況にない」(奥平総一郎ダイハツ社長)という。
両社とも業績への影響について現段階での言及を避け、信頼回復を最優先に据えることを訴えたが、星加氏は「かなり大きな影響があると思う」と漏らした。
ダイハツ社長、即時辞任を否定 トヨタ副社長「深く反省」 安全試験不正
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