世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第34回授賞式典が18日、常陸宮妃殿下をお迎えし、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。
今回はトランペット奏者で作曲家のウィントン・マルサリス氏ら5部門5人が受賞。受賞者総数は計175人となった。
式典では、日本美術協会の日枝久会長が「国境や人種の壁を越えて広がっていく芸術の偉大な力を再認識しています」などとあいさつした。
常陸宮妃殿下が受賞者5人に顕彰メダルを授与し、常陸宮殿下のお言葉を代読された。
受賞者を代表し、演劇・映像部門の演出家、ロバート・ウィルソン氏が「アーティストとは、私たちが生きている時代の日記を書くジャーナリストです。私の演劇作品はすべて、まず普遍的な言語である沈黙の中で上演されます。政治と宗教は常に私たちを分断しますが、芸術は人間をひとつにする可能性があります」と謝辞を述べた。
式典後の祝宴では、世界文化賞国際顧問のヒラリー・クリントン元米国務長官が「芸術は私たちの思考を広げ、私たち自身と私たちが共有する人間性への理解を深めます」と述べ、乾杯の音頭をとった。政財界の要人も数多く出席し、岸田文雄首相もお祝いに駆けつけた。
「芸術は人間をひとつに」 第34回世界文化賞授賞式
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