https://www.sankei.com/article/20231015-BOXWHUQVRNKHTOK4BXFWDPPNII/
来年は宝塚歌劇団創立110周年で、中でも雪組は誕生100周年の節目。その歴史をつないできた歴代トップらが集う夢のショー「Greatest Dream」が21日から、東京と大阪で行われる。約30年前、「芝居の雪組」とたたえられる黄金時代を築いた元トップスター、杜けあきと一路真輝も、〝あの名作〟の主題歌を披露する。
■〝雪組発〟の名曲披露
「雪組が100年間、続いたのは皆さんが見てくださったから。100年間のお客さま、全員に届けるつもりで舞台をお見せしたい」と意気込む杜。退団公演「忠臣蔵~花に散り雪に散り~」などで菊田一夫演劇大賞を受賞し、宝塚の枠に収まらない活躍をし、それを後任トップの一路が引き継いだ。2人が主演した舞台は、今や宝塚のレパートリーとなった名作「華麗なるギャッツビー」や、「ベルサイユのばら」など名作揃いだ。
「自分たちの現役時代の代表曲、というより、宝塚の代表曲となった曲を歌う予定です」とほほ笑むのは一路。一路は日本におけるウィーン・ミュージカルブームの嚆矢(こうし)となった「エリザベート」の、日本初演となる宝塚の舞台に主演。退団後も東宝ミュージカルの同作に主演した「エリザベート」の申し子だ。
■OGと現役雪組生の共演
今回のコンサートには、麻実れいから望海風斗まで雪組元トップスターを軸に、組ゆかりのOGが日替わりで出演。現役雪組の歌姫、美穂圭子も特別出演する。
内容も趣向を凝らし、すべて宝塚の楽曲で構成する「ALLバージョン」(中でも麻実れい出演の日は「スペシャル・オール」)▽1幕は出演者の雪組時代に焦点をあて、2幕は宝塚の名曲やOG卒業後の歌曲も盛り込む「Greatバージョン」「Dreamバージョン」に分かれる。日替わりメンバーならではの夢のコラボも見られそうだ。
もちろん杜は代表作の「忠臣蔵」、一路も「エリザベート」のナンバーなどを披露する予定だ。
■芝居、日本物の雪組
杜と一路が主軸だった雪組は、源義経の〝その後〟を描いた「この恋は雲の果てまで」など、日本物の名作が多かった。杜は「雪って神秘的でしょう? そういう組のイメージで、お芝居が充実していたので、主題歌も重厚でドラマチックだった」と振り返る。一路も「私たちは組替えもなく、生粋の雪組育ち。カリンチョさん(杜)とずっとご一緒に勉強させて頂き、組の伝統を引き継げたと思う」と懐かしむ。
トップと二番手は通常、芝居で敵対する関係が多いが、杜と一路が主演していた時代は、兄弟など仲良しの役が多く、現在も2人の間にはほんわかした空気感が漂う。今回、後輩たちとの共演も楽しみにしている。「喜びも大変さも、同じ事を経験している者同士、すぐに通じ合えるのが宝塚の良さ。100年をつないできた喜びを、お客さまと分かち合いたい」と声をそろえた。
公演は10月21~30日、東京・池袋の東京建物Brillia Hall(0570-077-039)▽11月11~14日、大阪・梅田芸術劇場(06-6377-3800)。(飯塚友子)
雪組は誕生100周年 #宝塚og #宝塚 #雪組
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