認定NPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」提供
イスラム原理主義組織ハマスが実行支配するパレスチナ自治区ガザには、イスラエル軍の空爆が続く中、子供を含む多くのパレスチナ人が取り残されている。街中は瓦礫の山へと変わり、至るところに遺体が横たわる。
「政治的に思惑よりもまず、この状況が早く終わらないと」。イスラエル軍による地上侵攻が迫る中、日本の支援者からも悲痛な声が上がる。
「今、命があることが信じられない。数分後には生きていられないかもしれない」
中東各地で医療や教育、福祉などの支援を行う認定NPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」(東京)のエルサレム事務所代表で、現在帰国中の手島正之さん(50)のもとには、ガザに残るパレスチナ人の30代の男性スタッフから状況を伝える音声メッセージが届く。「メッセージにも爆撃音が聞こえる。逃げることで精一杯なんだと思います」
手島さんによると、男性スタッフを通じ現地スタッフ4人のうち、出国中の1人を除く全員の安全が確認できたという。ただ、ガザ市北部にあった男性の自宅は空爆の巻き添えで全開。なんとか瓦礫の下からはい出し、妻と2人の子供とともに避難できたという。
人口が集中するガザ市や北部への空爆で、住民らは避難先の確保もままならず、親類宅やアパートの空き部屋などに見を寄せる。電気や水道といったインフラは破壊され、病院も非常用電源で稼働する。避難しようにも「イスラエル側が示した避難路も空爆を受けているようで、市民たちは混乱に陥っている」と手島さんは打ち明ける。
ハマスとイスラエル軍の衝突は繰り返されてきたが、住民らは「これほど大規模な戦闘は見たことがない」との声が出ているという。手島さんは「彼らは生きるか死ぬかの瀬戸際。政治的な思惑よりも早く終わって欲しい。ただそれだけです」と話した。
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地上侵攻迫るガザ 現地からの報告
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