北陸先端科学技術大学院大学の研究チームは、低コストで高効率のソフトロボットハンド「ROSEハンド」を開発した。着想はバラの花から得たという。モノをつかむ部分に厚さ1ミリのソフトマテリアルであるスキンを使った円筒状で、1万円程度で製作。円底にある軸の回転と、外側のスキン部分の回転を逆方向にすることによってねじれが生じ、ねじれたスキン部分でモノをつかむ仕組み。スキンのため、対象の物に傷がつくこともない。
着想はバラの花から。研究者が朝方につぼみだったバラの花が午前中に咲く様子を上からみていたことがあり、その時、花弁がねじった形に見えた。ねじるという動きは、モノを把持する際、傷をつけないし、一定の力も加えられる利点がある。
ハンドロボットはさまざまな分野で導入されているが、特に注目されているのが農業分野。農産物の収穫や仕分けなどへの活用が期待されている。ただ、モモやイチゴのようなデリケートな農産物の場合、つかんで収穫、仕分けする際に傷つけてしまうケースがあるなど、非常に難しい。低価格で、収穫物を傷つけない優しい把持ができながら、十分な力を持つロボットハンドの開発によって、人手不足の解消につながると期待される。(動画は北陸先端科学大学院大学のホ・アン・ヴァン准教授提供)
低コストで高効率のソフトロボットハンド「ROSEハンド」を開発
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