5月は新緑だ。木々に芽吹く輝く緑を撮りたい。それなら絶好の場所がある。金剛生駒紀泉国定公園の主要地点を大阪府が整備した府民の森のうち、起伏に富み、巨大つり橋で人気の「ほしだ園地」(交野市、入園無料)だ。萌える新緑を求め、現地に向かった。
京阪電鉄交野線の私市駅で下車。途中、スナップを押さえながら約1時間かけて案内所の「ピトンの小屋」に到着、ここからスタートだ。まずは巨大つり橋「星のブランコ」を目指す。最初が肝心と一気に登ろうとしたが、日ごろの不摂生のためか息が切れる。足を止め、思わず天を仰ぐと木漏れ日が降り注いでいるのに気づく。木々の葉が美しい。
ゆっくり歩いてつり橋には30分ほどで到着。尾根と尾根をつなぐ全長280メートルのつり橋は高さ50メートルで、実際に渡ると、これこそ空中散歩。橋上から眺めると360度、緑の洪水だ。揺れる橋を渡りきると広角や超望遠のレンズを駆使し橋や背景の森を撮影。橋の上ではしゃぐ親子の表情が明るく輝いていた。
最後に目指すのは標高約230メートルの展望台。急登を10分もこなすと、眼下にはつり橋を望むパノラマが広がった。吹き抜ける風が心地良い。小さく見える橋を渡る人々が等間隔になるのを待ちシャッターを切った。
管理事務所を訪ねると所長の出来田悟さんは「紅葉シーズンもおすすめ」と教えてくれた。秋の深まりとともにヤマモミジが赤く燃え上がるという。これは半年後の楽しみに取っておこう。
「映えるかんさい」は、関西地区を中心に、心ひかれる風景、引き立つ色を求めて取材します。第3火曜日、産経新聞夕刊に掲載しています。
「映えるかんさい」交野 ほしだ園地の新緑
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