2021年、年明けからスパリゾートハワイアンズダンスチーム「フラガール」の第18代キャプテンに就いたラウレア美咲さん。ひとたび彼女がソロを踊れば観客はその姿に引き込まれ、手拍子で会場が盛り上がる。
出身はいわき市と隣接する茨城県北茨城市。高校から福島県いわき市に通い、フラダンスダンス部に所属。踊ることが大好きで「フラガール」は憧れだったという。
2011年3月11日、東日本大震災の発生時は高校からの帰宅途中だった。幸い本人も自宅も無事だったが、震災でスパリゾートハワイアンズはしばらく休園となり、フラガールの募集が無くなる不安でいっぱいだった。夢は諦めたくないが、見通しが立たないなか、幸運に恵まれ、フラガールの募集が始まり、見事に合格。震災から1年後の2012年4月に入社し同年、初舞台を踏んだ。
震災1年後の福島はまだまだ復興とは程遠い状況。風評被害も色濃く残っていた。そんななかでもフラガールはこの10年間で約500回の全国各地での公演〝キャラバン〟を敢行。熊本地震や広島や岡山の豪雨被害の被災地などでの公演を続けた。「仮設住宅前で踊らせていただくことも多かった。よろこんでいただくのはとてもうれしいが、私たちも良い機会を与えられ、学ぶことが多かった」と振り返る。
「前キャプテンのアウリイ晴奈さんは偉大だった。引退されて寂しいのはもちろんですが、自分がちゃんと歴史あるこのチームを率いることができるか、不安もある。失敗を恐れず、後輩ダンサーや周りの力をかりながら支えあうチームにしたい。」新キャプテン就任の心境を明かした。
2019年6月に第71代のソロダンサーに選ばれ、その時、フラダンスの先生からつけられたハワイアンネーム「ラウレア」は「幸福」の意味もある。「ひとりでも多くの人に幸せを届けられる存在になりたい。」と話した。
昨年3月には、同県楢葉町にあるJヴィレッジでの東京五輪の聖火リレーの出発式に参加する予定だった。震災から10年となる今年も私たちができることに積極的に参加し、少しでも元気を提供したい」と意気込みを話してくれた。(写真報道局 鈴木健児)
受け継ぐダンスの心 フラガール キアヌ咲樹さん
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