生後6カ月から4歳の乳幼児を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種が25日、東京都港区の病院で始まった。インフルエンザとの同時流行が懸念される新型コロナの流行「第8波」が不安視される中、24日から配送が始まり、準備の整った自治体から接種可能になっていた。
港区の愛育病院では25日午前11時半ごろから、保護者に付き添われた子供たちが次々に接種を受けた。同区によると、この日設けられた20の接種枠はすべて埋まったという。
一番乗りで接種を受けた同区の石見結衣ちゃん(2)の母親、由美子さん(36)は、「(子供の感染が)不安で保育園に行くのも控えていた。『第8波』への不安もあり、心待ちにしていたので、打つことができて安心している」と話した。
長男の琉翔(るいと)くん(1)の接種に訪れた同区の丸山彩花さん(29)は、26日に別の予防接種の予定があったが、かかりつけ医と相談して新型コロナウイルスのワクチン接種を優先したといい、「ものを口に入れるなど、子供自身に感染対策をするのは難しい。ワクチンで予防ができれば」と話した。
乳幼児向けのワクチンで、他の年代と同等の免疫力を得るには計3回打つ必要がある。1回目と2回目は3週間、2回目と3回目は8週間以上空けることが求められる。インフルエンザのワクチンとの同時接種は可能だが、接種の前後2週間は原則ほかのワクチンを打てない。
港区では、集団接種会場となる愛育病院のほか、9カ所の病院で個別接種を行う。同区みなと保健所の土井重典ワクチン接種担当課長は「水際対策の緩和も進み『第8波』の懸念がかなりある。『第8波』の前にお子様にワクチンを打ってほしい」と話した。
乳幼児対象のワクチン、都内で接種開始
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