新潟市で15日に行われた「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第2局で、藤井聡太棋聖(19)=竜王、王位、叡王、王将=は永瀬拓矢王座(29)との熱戦を制し、負ければタイトル戦初となる連敗を食い止めた。途中までは永瀬王座がやや有利とみられ、藤井棋聖が追いつく展開になった第2局。終盤までもつれる激しい応酬を繰り広げ、難解でギリギリの攻防戦を抜け出したのは、藤井棋聖だった。
「厳しいスタートになってしまった。1局指して反省点が見つかった。立て直せるように頑張りたい」。第2局を翌日に控えた14日の開会式で藤井棋聖はこう語り、反撃を期した。
令和2年の第91期棋聖戦以来、タイトル戦に9回出場している藤井棋聖はこの日敗れれば、初のタイトル戦での連敗となり、あと1敗で棋聖位を失う厳しい状況になるところだった。
今月3日の第1局は同一局面が4回繰り返され、膠着状態となる千日手が2度成立。2回の指し直しの末、永瀬王座が熱戦を制した。「研究の鬼」との異名をとる永瀬王座は、対策を入念に練っていたとみられる。とことん考え抜く藤井棋聖は持ち時間を失い、永瀬王座の巧みな攻めに押し切られた。
第2局も、永瀬王座は前半は「研究範囲だった」と話すように、指し手が速かった。一方、藤井棋聖は慎重に考え、午前中は持ち時間が約2時間も大差がつく場面も。藤井棋聖は中盤以降で盛り返すが、終盤で激しい一進一退の戦いが繰り広げられた。
副立会人の近藤正和七段(51)は「途中まで永瀬王座が勝つのではと思った」と話すぐらいに、形勢不明の緊迫した状況が続いた。しかし辛抱強く勝機をねらった藤井棋聖が放った妙手で形勢が確定。近藤七段は「将棋のおもしろさと怖さが凝縮された戦いだった」と話した。
第93期 棋聖戦 藤井棋聖が勝利 感想戦
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ