【ニューヨーク=平田雄介】米映画界最高の栄誉とされる第94回アカデミー賞の発表・授賞式が27日(日本時間28日)、ロサンゼルスで開かれた。濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に選ばれた。日本映画では、2009年の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)以来2作目の快挙となった。
受賞の瞬間、濱口監督や出演者らが抱き合い、喜びを分かちあった。登壇した濱口監督は手渡されたオスカー像を「君がオスカーなんだね」と感慨深そうに眺めた。出演者ら一人ひとりの名前を呼びあげ、「おめでとうございました。皆さん、取りました!」と感謝の気持ちを伝えた。会場のドルビー・シアターは大きな拍手と歓声に包まれた。
原作は村上春樹さんの短編小説。妻を亡くし喪失感を抱える舞台俳優の演出家が、演劇祭のため訪れた広島で専属運転手になった女性と出会い、チェーホフの劇を作っていく中で自身の悲しみを見つめ直す姿を描く。主人公を西島秀俊さんが演じている。
同作は、昨年のカンヌ国際映画祭で脚本賞を獲得して以降、英国アカデミー賞で非英語映画賞、日本アカデミー賞で最優秀作品賞など国内外で多くの賞を受賞してきた。
濱口監督は川崎市生まれ。2018年に「寝ても覚めても」がカンヌ映画祭のコンペティションに選出され、昨年のベルリン国際映画祭で「偶然と想像」が審査員大賞を獲得するなど実績を重ねている。
ドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞授賞 米アカデミー賞
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