国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)の発見から50周年となる21日を前に、文化庁は極彩色壁画を保管する村内の同庁施設の内部を報道関係者に公開した。
平成19年の石室解体直後に一度公開されているが、12年間にわたる壁画修復完了後の公開は初めて。
公開は今月9日に行われた。施設内部は広さ180平方㍍。温度21度、湿度55%に保たれ、壁画が描かれた凝灰岩の石室の壁石や天井石など16個の石材を保管している。
報道関係者は防護服を着て室内に入り、壁画を見学。解体直後と比べると黒いカビや汚れが取り除かれ、すっかりきれいになった状態。湿度が低いため発見直後の写真と比べて、鮮やかさはないが、赤や緑、黄色など女子群像のカラフルな衣装、星宿の金箔もはっきりとわかる。
文化庁は令和2年3月まで、はけや紫外線を使ってカビなどを落とすクリーニングを実施。「カビの除去や漆喰の強化など当初の目標はある程度達成された。しかし、ぜい弱な状態に変わりはなく、慎重な取り扱いが必要」としている。
同庁は壁画を公開する新しい施設を令和11年度までにオープンさせる予定。
(動画は代表撮影)
発見から50年、高松塚古墳壁画を公開
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