新型コロナウイルスの影響で学校の運動会の延期や中止が相次ぐ中、企業の従業員同士のコミュニケーションを活性化させる新しい運動会「オンライン運動会」が注目されている。この企画・運営を行っている株式会社「運動会屋」(本社・東京都渋谷区)は、この1年で約70件行ってきた。
この「運動会」は、自宅にいながらパソコンやスマートフォンなどで参加する。参加者は複数のチームに分かれて、制限時間内に何枚の靴下を履けるかを競う「靴下履き競争」など体を使った競技のほか、会社にまつわるクイズゲームなどで競い合う。
先日取材した「オンライン運動会」には、東埼玉テクノポリス協同組合の会員企業8社が参加。インストラクターのまねをする体操競技やジェスチャーゲームなどで盛り上がった。同組合の実行委員・厚川雅信さんは、「昨年から、恒例としていた組合のレクリエーション関係が一切できなかった。今年はオンライン運動会を通し、会社を越えたコミュニケーションがとれたことが良かった」と話す。
運動会屋はこれまで企業や学校、地域コミュニティーなどの運動会を運営。会場選び、道具のレンタル、音響設備や司会・タレントの手配などを行ってきた。
同社のイベントプロデューサー・中西幸司さんは「(コロナ禍で)テレワークや遠隔での仕事が増加したことで、社員同士のコミュニケーションが取りにくくなっている問題が浮き彫りとなってきた」と話す。そこでこれまで培ってきたノウハウをベースに「オンライン運動会」を企画してきたという。
オンライン運動会は場所を選ばない。アフリカのルワンダ共和国やアメリカとも映像をつなぎ、運動会を行った例もあるという。
コミュニケーションを活性化「オンライン運動会」
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