東京電力は27日、福島第1原発3号機の原子炉建屋で国産ロボット「クインス」を使って26日に測定した建屋2階の北東部や1階から3階に至る階段の放射線量を公表した。3号機原子炉の効率的な冷却を目指す作業の一環で、27日には作業員6人が3月の水素爆発後初めて建屋2、3階に立ち入り、直接現場の確認を行うという。 クインスは原子炉建屋1階の北東部から階段で2階に上がり、冷却に使える可能性がある配管などの調査と現場の放射線量の計測を実施。その結果、調査した2カ所の配管付近は毎時45~48ミリシーベルトで、最も線量の高い階段付近は、緊急時の被曝線量の上限である250ミリシーベルトを3時間あまりで超える毎時75ミリシーベルトだった。 27日は作業員4人が2階に立ち入って現場を確認する。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「(配管接続などの)作業にあたっては何らかの遮蔽が必要だろう」と話した。 また、2階から3階に上がる階段の途中には、水素爆発の衝撃で崩れたと考えられるがれきが散乱し、クインスは調査を断念。そのため、27日に別の作業員2人が3階へ上がり、現場の確認を行う。=26日、ロボット「クインス」で撮影した福島第1原発3号機2階への階段(東京電力提供)
福島第1原発3号機建屋内 国産ロボット「クインス」の撮影した映像公開
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