仏の大手ヘリコプターメーカーの日本法人「ユーロコプタージャパン」(東京都港区)が事業所と整備・訓練拠点を大阪(伊丹)空港から神戸空港島に移転、17日に新施設でオープニングイベントが開かれた。
同社によると、国内の事業拡大に伴い、約50億円を投じて、手狭となっていた伊丹空港から神戸空港ターミナル西側に機能を移転した。今後は、東京の事業所で販売などを主に担当し、神戸で整備や訓練をサポートする。
敷地面積は移転前の約2倍の約1・4ヘクタールで、整備場には最大約25機のヘリコプターが収納可能。災害時などには「防災拠点」として活用することも想定している。整備場ではヘリコプターの点検や組み立て、塗装を手がける施設や部品倉庫が移転前よりも充実。関係者は「東アジア有数の施設規模」と胸を張る。
イベントでは、同社のステファン・ジヌー社長が記者会見し、「高い技術力を誇る神戸の企業と協力することで研究開発部門にも生かしていきたい」と抱負を語った。さらに関係者の体験飛行や、格納庫や作業室などの施設見学が行われた。
事業拠点として神戸空港を選んだ理由について、同社は「都心から近く、技術力の高い地元企業も多い」と説明。このほか今後の施設拡張の余地があり、離着陸の規定が伊丹空港より柔軟であることなどが移転の決め手になったという。
ヘリコプターのプロを養成する訓練事業も拡大し、今後導入するフライトシミュレーターや実際の機体を使用した訓練などを予定。最終的には年間で操縦士と整備士300人程度の育成を計画しているという。
同社は「神戸の事業拠点を東アジア、ひいては世界の拠点に成長させたい」と語った。
ユーロコプタージャパンが神戸空港に事業所オープン
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